集団的自衛権8

出典: Jinkawiki

2019年1月19日 (土) 01:47 の版; 最新版を表示
←前の版 | 次の版→

集団的自衛権とは

国際関係において、武力攻撃が発生した場合、被攻撃国と密接な関係にある他国がその攻撃を自国の安全が脅かされるものと認めて、必要かつ相当の限度で反撃する権利のこと。要約すると、自分への攻撃ではなくても、仲間への攻撃が見受けられた場合に助けるために行動する、ということだ。 自衛権の一つでもあり、個別的自衛権に対していう。安全保障理事会が有効な措置をとるまでの間、各国に個別的自衛権と集団的自衛権の行使が認められており、決して無制限に行っていいものではなく、緊急時の対応程度に留めておかなければならない。日本では、憲法9条の制約で集団的自衛権は認められないとされ、アメリカと日本の集団的自衛権について大きなニュースになった。


メリット

集団的自衛権を行使可能にした場合、外交を有利に進めることが出来るようになる。集団的自衛権の行使可能によって、さまざまな国と条約や同盟を組めるようになり、もし自国がなんらかの攻撃を受けた場合、助けをたくさんの方面へ求めることがでにるようになるため、攻撃が起こった時の国の安全性は、集団的自衛権を行使不可にしているときよりも高まることになる。 それだけではなく、集団的自衛権を行使可能にすることによって、他の国々の争いや戦争の抑止力として働くことも可能になるだろう。それらを求めて他国が友好的な関係を築こうとするため、自国の安全性も格段に高まるだろう。

デメリット

デメリットに関しては単純で、自国と同盟関係等にある国が、自発的に起こした戦争ならば、集団的自衛権によって巻き込まれることはないが、その国がどこかの国から攻撃を受けた際に起こる戦争に、戦地に自衛隊を派遣するというかたちで参加しなければならなくなる可能性が出てくる、というのが一番のデメリットだ。その国から支援要請が出た場合には、集団的自衛権を行使する場合には参加しなくてはならない。ほとんどの国は集団的自衛権を行使する、という形を取っていたが、日本だけは集団的自衛権を行使しない、という形を取っていた。集団的自衛権を行使するか、行使するべきではないか。二つの意見が国民の中では生まれていた。


参考:https://kotobank.jp/word/%E9%9B%86%E5%9B%A3%E7%9A%84%E8%87%AA%E8%A1%9B%E6%A8%A9-77203

   https://www.y-history.net/appendix/wh1601-007_2.html


  人間科学大事典

    ---50音の分類リンク---
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                          
                  
          

  構成