PISA11
出典: Jinkawiki
概要
学習到達度調査、通称PISA(Programme for International Student Assessmentの略)は経済協力開発機構(OECD)が実施している、国際的な学力テストである。OECDに加盟している国の多くで3年に1度、義務教育を終えた15歳3ヶ月から16歳2ヶ月の生徒を対象に2000年から実施され、これまでに2000年、2003年、2006年、2009年、2012年、2015年の計6回行われている。実施する問題の内容は年によって読解力、数学的リテラシー、科学的リテラシーの3分野(2003年は問題解決能力、2009年はデジタル読解力、2012年はデジタル数学的リテラシー、デジタル読解力がそれぞれ実施された)から中心分野がそれぞれ設定され、これまでに身につけてきた知識や技能が、実際の生活で直面する課題の解決にどの程度活用できるかを測定するのが目的とされている。
日本の立ち位置
日本は2000年のテストでは参加32カ国の中で数学的リテラシー1位、読解力8位、科学的リテラシー2位、2015年のテストでは参加72カ国の中で数学的リテラシー5位、読解力8位、科学的リテラシー2位という結果であった。また2015年のテストからは完全にコンピュータ使用型のテストに切り替えられた。世界上位10カ国の中にほとんどランクインしている日本であるがこの3分野の中では読解力が他の2分野に比べて劣っており、過去に上位10ヶ国から漏れたこともある。また数学的リテラシーも2000年の調査で1位を獲得して以来、5~10位に位置している。
参考図書
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/gakuryoku-chousa/sonota/1344324.htm
国際学力調査(PISA、TIMSS):文部科学省
http://www.nier.go.jp/kokusai/pisa/
OECD生徒の学習到達度調査(PISA):国立教育政策研究所