地球温暖化27
出典: Jinkawiki
地球温暖化とは
地球温暖化とは、大気中にある二酸化炭素(CO2)やメタン、フロンなどの温室効果ガスが増え過ぎ、宇宙に逃げようとしていた熱が地表にたまりすぎることで、気温が上昇したり、地球全体の平均気温が上昇したりする現象のことである。
地球温暖化の要因
二酸化炭素の排出が急激に増え始めたのは、18世紀の産業革命以降のことである。石炭や石油などの化石燃料を燃やし、たくさんのエネルギーを得るようになった結果、大気中の二酸化炭素が急激に増加した。これが、地球温暖化を引き起こす主な要因だと考えられている。
地球温暖化の影響
・気温の上昇、海面の上昇が加速している。世界平均気温は過去100年で0.74℃上昇し、近年になるほど地球温暖化の傾向が加速している。また、世界平均海面水位は過去100年で17㎝上昇し、これも近年になるほど上昇の傾向が加速している。さらに、積雪や氷河・氷床などの広範囲にわたる減少が観測されている。
・農作物の被害が生じている。コメ、トマト、うんしゅうみかんなど、全国で高温などによる様々な農作物への影響が報告されている。
・北方系の種が減り、南方系の種が増えている。日本周辺の海において、水温の上昇に伴い、北方系の種の減少や、南方系の種の増加・分布域の拡大が報告されている。
・渇水のリスクと洪水のリスクのいずれも大きくなっている。近年、年降水量が極端に少ない年が増えるとともに、少ない年と多い年の年降水量の差が次第に大きくなる、つまり、変動の幅が拡大する傾向がみられる。