稲・米
出典: Jinkawiki
イネ(稲、禾)は、イネ科 イネ属の植物。稲禾(とうか)や禾稲(かとう)ともいう。学名は Oryza sativa (アジアイネ・サティバ)。収穫物は米と呼ばれ、小麦・トウモロコシと並ぶ世界三大穀物の1つとなっている。
インドのアッサム地方から中国のユンナン(雲南)を結ぶ地方が原産地。世界の90%がモンスーンアジアで生産されている。生育期間中は高温多雨で、17~18℃の気温と1000mm以上の年降水量を必要とする。
〇ジャポニカ種
粒型が短く丸い粘り気の多い米。単位収量は多いが、栽培に手間がかかり、病虫害に弱い。日本・朝鮮・中国北部・地中海沿岸・アメリカ合衆国などが主産地。
〇インディカ種
粒型が細長く、粘り気が少ない米。インド・東南アジアから中国南部に分布し、ピラフやカレー、炊飯などに適する。
●水稲(すいとう)
水田で栽培される稲。苗は苗代から植えかえる(田植)場合と直播きの場合とがある。一般に単位面積当たりの収量は陸稲に比べて高い。日本では99%が水稲。
○浮き稲
減水期に直播きされ、水位の上昇につれ穂先を水面から出して生長する稲。東南アジアやインドなどの低湿地にみられる。単位面積当たりの収量は低い。
●陸島(りくとう)
畑で栽培される稲。一般に水稲より収穫量・品質とも落ちる。東南アジア・インドのアッサム地方、ブラジルなどでは焼畑で栽培される。
米の生産国ランキング=①中国②インド③インドネシア④バングラデシュ⑤ベトナム
米の貿易国ランキング=輸出①タイ②ベトナム③インド④アメリカ⑤パキスタン 輸入①フィリピン②ナイジェリア③イラン④サウジアラビア⑤セネガル
米の1ha当たり収穫量世界一位=エジプト
参考文献
・地理用語集(山川出版社)
・データブック オブ・ザ・ワールド(二宮書店)