第一次世界大戦の反省からアメリカのウィルソン大統領が1918年平和原則14か条を発表した。大まかな内容として、①軍備縮小、②民族自決の原則に基づく植民地問題の公正な解決、③国際連盟の設立などがある。これは、カントの*永久平和論が影響している。1919年に行われたパリ講和会議はこのウィルソンが発表したものを基本原則とし、国際連盟設立を決議した。