ブログ
出典: Jinkawiki
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携帯電話やパソコンからアクセス可能なWebサイトのこと。また、個人や数人のグループで運営され、日々更新される日記的なWebサイトの総称。 Web日記は独自の進化を遂げ、それまでの個人サイトでもない、紙の日記でもない新しいメディアとして台頭した。そうした新しい形式の日記風サイトを指す言葉として「Web」と「Log」(日誌)を一語に綴った「weblog」(ウェブログ)という言葉が誕生した。Weblog(ウェブログ)という言葉がBlog(ブログ)になったと言われている。
ブログは2000年ごろから米国を中心に広がり始め、ニュースやインターネット上の出来事を紹介しながら意見を述べられる、ほかのブログ記事を参照しながら投稿できる点などが注目され、急速に普及した。現在は日本でも多くの人がブログを作成、公開している。
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内容
時事ニュースや専門的トピックスに関して自らの専門や立場に根ざした分析や意見を表明したり、他のサイトの著者と議論したりする形式が多く、従来からある単なる日記サイト(著者の行動記録や身辺雑記)とは区別されることが多い。
ブログでは個人の行動の記録は重視されず(一切載せないわけではない)、世相や時事問題、専門的話題に関しての独自の情報や見解を掲載するという形式が主流となっている。また、ネット上で独自に見つけた面白いもの、変なもの、スクープなどを紹介し、そこにリンクを張って論評したり、街で見つけた話題(ネタ)を紹介するという記事も多い。大きな事件や事故が起こった際に、地元の人や関係者、目撃者などが自分のブログに知っている情報を掲載することで、メディアを介さずに「生の」情報が流通するという事例(イラク戦争時にイラク人の男性が公開していた「バグダッド日記」など)も見られる。
機能
多くのブログには読者が記事にコメントを投稿して掲載できる掲示板的な機能が用意されている。また、別のブログの関連記事へリンクして相手の記事に自分の記事への逆リンクを掲載する「トラックバック」という機能もあり、興味や話題ごとに著者同士や著者と読者によるコミュニティが形成されている。最近では、ブログによる「口コミ」で情報が広がり、マスメディアが後追いでそのトピックを取り上げるという現象も起こっており、そういった面からもブログは新しいメディアとして注目されている。
アメリカでは「Blogger」や「Movable Type」といったブログ運営支援サービス・ツールが普及しており、ブログを簡単に開設し、記事を追加・更新できる環境が整っている。日本にも似たような形式のサイトが数多くあり、「個人ニュースサイト」または単に「日記サイト」などと呼ばれているが、これはアメリカで産まれたブログを導入したものではなく、独自に発生・進化してきたものである。日本の一部のネットコミュニティでは、アメリカでブログが注目される以前から個人ニュースサイト文化が定着していたこともあり、「ブログ」と呼ばれることを嫌うサイトオーナーもいる。
問題点
ブログ内での無責任な発言によって大きな問題に発展するという危険性がある。 例として、ある企業のアルバイト店員の暴言によってそれを見ていた人からの苦情が、その企業にも寄せられたということがあった。さまざまな人が見ていることを考えたうえ責任を持った発言をするようにすることが大切である。
他にはストーカーに発展するケースもある。ブログに載せている情報を元に居場所を特定していき、写真画像に写った背景、喋り方、遊びに行ったときの日記などから特定することも可能。海外ではブログストーカーと呼ばれている。
ブログのコメントに対する多くの誹謗中傷によるコメント炎上なども問題点としてある。
参考
増田真樹著 「超簡単!ブログ入門―たった2時間で自分のホームページが持てる 」 角川書店 2005年1月
喜入克著 「高校の現実―生徒指導の現場から 」 草思社 2007年3月24日
渡辺真由子著 「大人が知らない ネットいじめの真実」 ミネルヴァ書房 2008年7月25日