五街道

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2010年2月12日 (金) 00:21 の版; 最新版を表示
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概要

五街道は、江戸時代の江戸・日本橋を起点として本州中央部を走る最重要の街道で、五つの陸上交通路のことである。慶長6年(1601年)に徳川家康が全国支配のために江戸と各地を結ぶ以下の5つの街道を整備し始め、四代将軍家綱の代になって基幹街道に定められた。

また、五街道に接続する主要街道を脇往還として定め、勘定奉行の管轄で(一部道中奉行管理の脇往還もある)地元の藩に管理を行わせていた。

五街道

慶長9年(1604年)に日本橋が五街道の起点として定められた。万治2年(1659年)以降は新たに設置された道中奉行の管轄に置かれた。五街道の正式名称が定められたのは、享保元年(1716年)である。

東海道 (大坂街道を含める場合もある) - 寛永元年(1624年)完成 現在の国道1号にあたる。 中山道 (中仙道とも表記する) - 元禄7年(1694年)完成 甲州街道 (甲州道中) - 明和9年(1772年)完成 現在の国道20号。 奥州街道 (奥州道中) - 正保3年(1646年)完成 日光街道 (日光道中) - 寛政13年(1636年)頃完成


これらの街道には、整備として、一定間隔ごとに宿場を設けた。また、公用の書状や荷物の運搬取次ぎを行う問屋場、公用人の宿泊を行う施設として本陣・脇本陣を、一般旅人のためには旅籠が設けられていた。また、旅人の便宜の為に街道筋には一里毎に一里塚が設けられてもいた。

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