日本放送協会
出典: Jinkawiki
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日本放送協会(にっぽんほうそうきょうかい)は、放送法に基づいて設立された特殊法人の放送機関である。略称は、Nippon Housou Kyoukai の頭文字をとってNHK(エヌエイチケイ)である。 また、 従業員数・予算規模において日本最大の放送局。ただし、日本の民放は地域ごとに放送事業を行う為に、人員・予算を単純に比較できない。公共放送という形態での事業規模は英国放送協会(BBC)などと並ぶ。
国内向け音声では、ラジオ第1、ラジオ第2、FM放送のほか、FM文字多重放送を一部の地域で実施している。また、国内向けテレビとしては、総合テレビ、教育テレビ、衛星第1テレビ、衛星第2テレビに加え、ハイビジョンの実用化試験放送、テレビジョン文字多重放送を行う。国外向けにはテレビと短波ラジオのよる国際放送(NHKワールド)を実施している。
概説
NHKは放送法が設立の根拠となっている。NHKの目的は、放送法第7条により「公共の福祉のために、あまねく日本全国において受信できるように豊かで、且つ、良い放送番組による国内放送を行い又は当該放送番組を委託して放送させるとともに、放送及びその受信の進歩発達に必要な業務を行い、あわせて国際放送及び委託協会国際放送業務を行うこと」とされている。(放送法第7条、日本放送協会定款第3条)
NHKは、放送法に基づく特殊法人として1950年に設立された。放送法の規定により、1926年に設立された社団法人日本放送協会の業務を継承している(放送法附則第13項)。なお、社団法人日本放送協会は、1925年に日本で初めて放送業務を開始した社団法人東京放送局、社団法人名古屋放送局及び社団法人大阪放送局の業務を統合して設立されたものである。
NHKの主たる事務所が東京都渋谷区に置かれる(放送法第8条の2第1項、日本放送協会定款第6条第1項)。
NHKは、放送事業者であるので、放送番組の内容は、公序良俗を害さない、政治的に公正、報道は事実を曲げない、意見が互いに対立している問題は可能な限り多くの視点から論点を明らかにする、などが求められている(放送法第3条の2)。
受信料制度
NHKは、法に定める要件を満たしたテレビジョン受信設備の設置者から、受信契約に基づく受信料を徴収することによって運営されることが特徴である(受信料収入に比べれば極一部ではあるが、国際放送に対する国からの交付金がある。)なお、NHKは「政治的公平」「対立する論点の多角的明確化」(第3条)などの放送法が求める放送を行い、受信者は受信料を支払う。また、NHKは広告(CM)によって収入を得ることが禁止されている。
スタジオ・公開施設
公開施設
・NHK放送センター周辺施設
NHKホール
NHKスタジオパーク
みんなの広場ふれあいホール
・NHK大阪放送局
NHK大阪ホール
・SKIPシティー(埼玉県川口市)
NHKアーカイブス
・NHK名古屋放送局 遊&放プラザ
サテライトスタジオ
・NHK@キャンパス―青山学院アスタジオ1階に設置。(東京都渋谷区神宮前)
NHKが所有する施設
・NHK放送博物館
・NHK放送文化究所
・NHK放送技術研究所(東京都世田谷区)
<参考文献>
・ブリタニカ国際大百科事典 日本放送協会
taka