世界一寿命の短い国(シエラレオネ)
出典: Jinkawiki
概要
世界一寿命の短い国として有名な国がある。「シエラレオネ共和国」のことである。国土は北海道ほどの大きさである。シエラレオネの平均寿命は25~35歳である。平均寿命が75~85歳といわれている日本と比べると深刻さがよくわかる。 原因は主に医療の水準・紛争の影響・生活環境など様々である。 人口の推移やし死亡率などをインドと比較したデータを見ると・・人口の差はあれど人口増加率がほぼ同じである。医療水準が低いにもかかわらず人口増加率がインドと同レベルというのは問題である。出生時の死亡率もインドと比べると3倍ほど高い。水源の利用率や成人の識字率の低さも目立つ。 少年兵の問題もある。反政府組織などは解体されてきてはいるが、未だ少年兵として扱われている子供たちは多い。 戦闘に駆り出されるということもあるので少年兵の死亡率は必然的に高い。平均寿命率の低下の一つの原因である。 国としての水準の低さや紛争の影響が未だに残る国である。今、シエラレオネは国としての立て直しを図っている最中である。他のアフリカ諸国と同様に生活水準・経済の立て直しを地道に行なっている。
参考
世界で一番いのちの短い国―シエラレオネの国境なき医師団(2002/11 著/山本敏晴 出版社/白水社) シエラレオネ-5歳までしか生きられない子供たち-(2003/7 著/山本敏晴 出版社/アートン) シエラレオネ~忘れられた内戦~ [1]