死刑制度2
出典: Jinkawiki
死刑制度とは、刑罰の1つで、受刑者の生命を奪う刑罰である。日本では刑罰の中でも最高刑にあたり、重い罪を犯した者に執行される。
死刑を採用している主な国
主に発展途上国が中心で、代表的なものは、中国、アフガニスタン、朝鮮民主主義人民共和国、イラン、イラク、などである。また、この中でも先進国で死刑制度を採用している国は、日本とアメリカ合衆国である。これらを合わせて、現在の死刑存置国は58ある。また、事実上の廃止国など、現在は死刑は行っていないが法律の上では死刑が存在する国を合わせると、102の国がある。
死刑が存在する国一覧
- 存置国・・・アフガニスタン、アンティグバーブーダ、バハマ、バーレーン、バングラデシュ、バルバドス、ベラルーシ、ベリーズ、ボツワナ、チャド、中華人民共和国、コモロ、コンゴ民主共和国、キューバ、ドミニカ、エジプト、赤道ギニア、エチオピア、グアテマラ、ギニア、ガイアナ、インド、インドネシア、イラン、イラク、ジャマイカ、日本、ヨルダン、クウェート、レバノン、レソト、リビア、マレーシア、モンゴル、ナイジェリア、朝鮮民主主義人民共和国、オマーン、パキスタン、パレスチナ自治政府、カタール、セントキッツネビス、セントルシア、セントビンセント・グレナディーン、サウジアラビア、シエラレオネ、シンガポール、ソマリア、スーダン、シリア、台湾、タイ、トリニダート・トバゴ、ウガンダ、アラブ首長国連邦、アメリカ合衆国、イエメン、ジンバブエ
*通常犯罪のみ廃止した国・・・ボリビア、ブラジル、チリ、エルサルバドル、フィジー、イスラエル、カザフスタン、ラトビア、ペルー
*事実上廃止国(法律上存在)・・・アルジェリア、ベニン、ブルネイ、ブルキナファソ、カメルーン、中央アメリカ共和国、コンゴ共和国、エトルリア、ガボン、ガンビア、ガーナ、グレナダ、ケニア、ラオス、リベリア、マダガスカル、マラウィ、モルティブ、マリ、モーリタニア、モロッコ、ビルマ(ミャンマー)、ナウル、ニジェール、パプアニューギニア、ロシア連邦、大韓民国、スリランカ、スリナム、スワジランド、タジキスタン、タンザニア、トンガ、チュニジア、ザンビア
死刑制度の賛否
現在、死刑を存続させるべきか廃止させるべきかで議論が起こっている。それの最大の争点は、「死刑制度によって、凶悪犯罪が抑止されてるか否か」である。法務省側の意見は「抑止されている」であるが、世論側だと後者である。アムネスティ・インターナショナルによると、死刑廃止後の凶悪犯罪の発生率は廃止前と比べてあまり変わらないとしているが、これはあくまで参考程度にしかならないという意見もある。
日本では、死刑廃止に反対の意見が多く、年々上昇傾向にある。昭和31年に18%だった廃止賛成意見も、平成21年には5.7%にまで減少している。詳しくはこちらを参照していただきたい。
参考URL
・http://www.alpha-net.ne.jp/users2/knight9/sikei.htm
・http://homepage2.nifty.com/shihai/shiryou/abolitions&retentions.html
HN:KY