ユネスコ
出典: Jinkawiki
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ユネスコ
ユネスコ(国際連合教育科学文化機関、United Nations Educational, Scientific and Cultural Organization U.N.E.S.C.O.)は、諸国民の教育、科学、文化の協力と交流を通じて、国際平和と人類の福祉の促進を目的とした国際連合の専門機関である。ユネスコが創設されたのが1946年11月4日であり、パリに本部を設置しており、日本が正式に加盟したのが1951年7月2日である。 国連の目的は「世界の平和と安全の維持」であり、そのための活動として大きく2つに分けることができる。1つは現に起こっている戦争や紛争を解決するための努力で、安全保障理事会や国際司法裁判所の仕事である。もう1つには、主として戦争や紛争の原因を取り除くための努力であり、経済社会理事会の役目で、ユネスコは後者であると定義されている。
理念
ユネスコは加盟国政府で構成される「政府組織」であるが、その目的を達成するためには、それぞれの国の政府だけでなく、市民の協力を必要としている点において、他の政府間組織とは異なっていると言える。また、戦争や紛争の原因を取り除くとひとくちに言っても、それはとても困難な作業であり、争いの「原因」は複雑になる一方、「解決」の手段によってはまた新しい争いが起きかねない。この難問を解くための鍵は私たち一人ひとりの「人間」にある、という考えに立って平和構築への努力と実践を続けているのが国際機関・ユネスコなのである。
ユネスコ憲章とは?
「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和の砦を築かなければならない」「政府の政治的および政治的取極のみに基づく平和は、世界の諸人民の、一致した、しかも永続する誠実な支持を確保できる平和ではない。よって平和は、失われないためには、人類の知的および精神的連帯の上に築かなければならない。」 以上の2文はぢちらともユネスコ憲章前文の中の言葉である。「平和を守るのはほかのなにものでもなく、人間精神のあり方である」「すべてのひとが知性と道義で結ばれてこそ平和は保たれるのだ」とするユネスコの考え方は、武力や条約による平和とは異なり、人種や国家を超えた人間一人ひとりへの信頼と期待に貫かれている。それはまた、平和を人間の「文化」に高めなければならないという強い意志の表れでもある。
参考資料
「ユネスコとは?」http://www.unesco.jp/hagi/unesco/unesco.html
文部科学省HP http://www.mext.go.jp/unesco/003/001.htm
HN:T.O