教育評価
出典: Jinkawiki
教育評価とは
教育評価とは教育活動の中でどのような学びがなされたのか、どのような育ちが実現したのかを確かめることであり、またその結果を教育的に活用することである。別の言い方をすれば、教育における教育活動とは学びと育ちの状況を見てとり何らかの基準でそれを判断し次のステップに向けてそれを生かすことである。教育評価というとテストや通知表などが頭に浮かぶ。このような評価は誰にとってもいやなことである。テストされたり通知表をもらう方だけでなく、テストしたり通知表を書く教師にとってもけっして楽しいことではない。しかも評価することによって教育的に困る副作用が生じてくることも多い。成績や得点によって自信を失ったり劣等感をもったりする子どももでてくるし、逆に変な優越感をもって努力しなくなる子どももでてくる。周囲からの目も「できる子」や「できない子」などといったレッテルを貼り付けてしまうことも少なくない。このため、その子の持ち味、その子らしさ、その子特有の可能性といった大事な点が親や教師、そして子ども自身にも見えなくなってしまいがちであるのが現状である。