沖ノ鳥島
出典: Jinkawiki
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日本の一番南に位置する島である。経緯は、:北緯20度25分、:東経136度05分。東京から南南東に約1,700km離れたところにあり、台湾よりもハワイのホノルルよりも南にあたる熱帯である。周囲何百キロも島のない絶海の孤島。
沖ノ鳥島を管理しているのは、国土交通 関東地方整備局京浜工事事務所の海岸課。
17世紀にスペイン人が発見したが、島の大部分が海面下のため、生活はできなかった。したがって当時、領土問題は起こらなかったが、日本は、23(大正12)年に軍艦で島を測量し、31(昭和6)年から日本領と宣言して、小笠原支庁に編入した。
「島」という名前がついているが、実際は広い環礁の中に高さ1m弱の岩が二つあるだけである。この岩は「北小島」と「南小島」と呼ばれていて、ちゃんと「島」として扱われている。この2つの島が侵食により、水没する恐れがあったため、昭和62年度から護岸の設置等の工事を実施している。しかしながら、施工後約10年が経過し、厳しい自然条件のもと護岸の破損などの劣化が急速に進行している状態である。この島が風化し波の下にもぐってしまうと、日本は排他的経済水域40万平方km分を失ってしまうことになるのだ。もしも沖ノ鳥島がなくなってしまうという事態になれば、どれだけ大きいものをなくすかがわかるだろう。日本の国土面積が約38万平方kmなので、国土面積よりも大きい排他的経済水域をなくすことになるのだ。今はこの岩を守るためにテトラポットとコンクリートで周りが固められ、チタン製の蓋までされている。距離的にも大きさ的にいっても、一般人が出かけていって上陸できるような場所なく、監視塔はあるが、誰かが行けるようなところにあるわけではないので、無人島である。
参考資料:http://homepage2.nifty.com/shot/okinotori.htm
http://www.ktr.mlit.go.jp/keihin/okinotori_island/