アルカイダ
出典: Jinkawiki
アラビア語で「基地・基盤・座」を意味する。
起源
1978年以降のソビエト連邦によるアフガニスタン侵攻に対抗するためムジャヒディーン(イスラム義勇兵)を育成したことから始まる。
1984年…ムジャヒディーンの指導者であったアブドゥッラー・アッザームが教え子のウサマ・ビン=ラディンをパキスタンのペシャーワルに呼び入れ、アラブ諸国からアフガニスタンに義勇兵を送る、侵攻対抗の為の組織、マクタブ・アル=ヒダマト(MAK)を結成する。
1988年…ソ連軍のアフガニスタンからの撤退後、イスラエルやカシミール、コソボ、アルジェリアなど世界各地の紛争地での戦闘を求めるムジャヒディーンが中心となり、アルカイダは組織された。 しかし、ソ連軍撤退後に勃発したアフガニスタン内戦を最優先するアブドゥッラー・アッザームに対し、弟子であったウサマ・ビン=ラディンは世界各地でのテロ活動を訴え続けたため、両者の対立が表面化し始めた。
1989年…アブドゥッラー・アッザームは、何者かによって爆殺され、MAK体制は事実上崩壊し、アルカイダのメンバーはウサマ・ビン=ラディンの傘下となった。
1991年…湾岸戦争が勃発し、イスラム教の2大聖地を領有するサウジアラビアにおいてアメリカ軍が常駐したことがウサマ・ビン=ラディンを始めとする諸国のムジャヒディーンの反米意識を高めさせた。