黒人バスボイコット事件
出典: Jinkawiki
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黒人バスボイコット事件
アメリカのモンゴメリー、アラバマ州で黒人らによるバスのボイコットが起こった。 当時、市バスの席は、黒人用と白人用に分けられていて、白人用の席がいっぱいになると、黒人らは席を譲らなくてはならなかった。 1955年、12月1日、ミセスローザパークス(黒人女性)は白人専用の席に座り、白人が来ても席を譲ろうとしなかった。 そのバスの運転手が彼女に動くことを命じたが、抵抗したために警察を呼ばれ、逮捕されてしまった。
これをきっかけに、黒人たちは若きマルチン・ルーサーキングを中心に人種差別撤廃のために立ち上がった。 彼らは、ラッシュアワー時でも決してバスに乗らず、客がいなくて空っぽのバスを見ると笑い飛ばした。 これらのボイコットにより、バス会社の売上は悪くなる一方だった。
1956年、黒人たちは勝った。 彼らは、非暴力により、勝利を得ることができたのである。
バスでの人種差別
バスとバス停の人種差別が撤廃されたか検証する学生の団体「フリーダム・ライダーズ」(黒人、白人含む)がワシントンD.Cからニューオリンズを 目指した際にアラバマ州の人種差別主義者たちから参加者が暴行をうけたり、バスを爆破されたりした。
このように、バスでの人種差別を撤廃しようとする運動をしている学生たちが人種差別主義者から暴行を受ける例は、他にも数件あるといわれている。
ミセスローザパークス
彼女はデパートの裁縫師の仕事をしていたごく普通の主婦だった。(当時42歳) この事件後、キング牧師の公民権運動に参加した。 しばらくたってアラバマ州で職を得ることができなくなり引っ越すことになった。 その後も職業を転々とし、最後はミシガン州選出民主党下議員ジョン・コンヤーズのスタッフを務める。 2005年10月24日、老衰のため92歳で亡くなった。
参考サイト
バス・ボイコット http://www.hm.h555.net/~hajinoue/jinbutu/basuboikotto.htm
公民権運動・史跡めぐり http://www2.netdoor.com/~takano/civil_rights/civil_04.html