COP15Ⅱ
出典: Jinkawiki
COP15とは 国連の気候変動枠組条約に基づき、2009年12月にデンマークのコペンハーゲンで開催された15回目の締約国会議(COP)のこと。2013年以降の温室効果ガス削減に関する枠組である「ポスト京都」の構築に向けた交渉が行われたが、先進国と新興・途上国の意見が激しく対立した。最終日にようやく「コペンハーゲン合意を留意する」との決定がなされた。また、日本は途上国対策として2012年末までの約3年間に1兆500億円の支援を実施すると表明した。
日本が提出した目標 日本は2010年1月に、「1990年比で25%削減」するという目標を提出した。ただしこの目標は、すべての主要国による公平で実効性のある国際枠組の構築と、意欲的な目標の合意を前提としている。
日本の代表 気候変動枠組条約は、国際社会が一体となって気候変動問題に対処するための法的な枠組である。日本からは当時の鳩山総理大臣、小沢環境大臣以下、外務副大臣や経済産業副大臣、環境大臣政務官らが出席したほか、関係省庁の担当者らが参加した。なお、外務省は、COP15 の前に気候変動室を気候変動課に昇格するなど準備を整えていた。
コペンハーゲン合意 コペンハーゲン合意とは、[京都議定書]に続く、2013年以降の新たな地球温暖化対策の枠組に関する政治的な合意のこと。世界全体の長期目標として産業化以前からの気温上昇を2度以内に抑えることや、先進国による途上国への支援などが盛り込まれている。一方、具体的な削減目標などは入っておらず、先進国は中期目標を、途上国は削減行動をそれぞれ条約事務局へ提出することとなっている。
参考文献 環境goohttp://eco.goo.ne.jp/word/recycle/S00354.html