オタク2
出典: Jinkawiki
オタクの歴史
80年代前半から注目されるようになり、後半には差別意識の対象と化した。90年代には定着し、2000年代には好意と悪意の双方で見られるようになった。
社会からオタクに対する視点が変わるのと合わせ、オタクの内部の性質も少なからず変化をし、「世代」が形成された。 古くは、生活よりも趣味に時間と金銭をつぎ込むオタク的性質を持つ彼らを「趣味人」と呼んでいた。特に和歌や茶道などに熱心だった人物を「数寄者」などという言葉で表していた。
そんななかで、現代のオタクの母体となったのは、1950年代半ばから末にかけて現れたSFファンダムだったと考えられる。このSFファンダムの中で現代のアニメやマンガオタクなどにつながる価値観が磨かれていくのであった。子供向けと思われがちなものの中に大人も楽しめる良質なものが存在すること。作品が絶対的なものではなく、パロディやサイドストーリーなどいわゆる二次創作的な楽しみが存在すること。興味対象の作品やジャンルから派生して、関連する別ジャンルにも貪欲に手を伸ばしていくこと。サークルを作り、同じ趣味の人間と積極的に交流していくこと。これらはオタクの特徴の大部分と重なる。
1970年代に入るとアニメや特撮などもそれぞれで盛り上がりを見せ、ファンダム的なものが形成されていく。