スポーツオノマトペ

出典: Jinkawiki

2011年8月10日 (水) 03:01 の版; 最新版を表示
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スポーツをしている時によく声を発している人がいる。 例を挙げると、テニスのマリア・シャラポワ選手の「ンアー!!」といったものや、卓球の福原愛選手の「サー!!」といったものなど・・・。 これらのような擬音語・擬態語・擬声語のことを、フランス語源でオノマトペといい、スポーツをしている時に発せられる擬音語などのことをスポーツオノマトペという。


このスポーツオノマトペには、身体や運動機能の促進・制御に働きかけるといった作用もあり、どちらかというと、言葉というよりも音に近いといえる。


また、スポーツオノマトペの機能と効果について見てみると、 まず機能の面では、

A指導時にニュアンスを伝えやすかったり、動きを滑らかにイメージさせやすいといった機能、

Bスポーツパフォーマンスの向上といった機能が挙げられる。


次に効果について見てみると、

①パワー、スピード

②リズム、タイミング

③リラックス

④モチベーション

⑤威嚇・挑発などといったものが挙げられる。


中には声を出さなくても効果はあるものも存在する。

その他の効果としては、一つに、自分自身に声をかけることで、“勇気づける”“精神的なゆとりを与える”“理想的なパフォーマンスを実現させる”などといったプラスへの効果をもたらす「セルフトーク(独り言)」といった効果や、本当は効果がないとしても、思いこみや、繰り返し行うことで実際に本質的な心理変化として表れるようになるといった「プラセボ効果」といった効果なども存在する。


以上のように、「声」を使うことでメンタルトレーニングやスポーツ指導に、より一層の効果をもたらすことができる。 ただし、指導において、言語を有効に使わないと効果は期待できない。


~参考文献~

・「スポーツオノマトペ」藤野良孝(2008)

http://www.japantopleague.jp/column/bookreview/bookreview_0026.html

shoki


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