ジョー・ルイス
出典: Jinkawiki
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ジョー・ルイス
人物
1914年5月13日はアラバマ州ラファイエットで生まれる。 ボクシングヘビー級チャンピオンで、ジャック・ジョンソン以来、史上二人目のアフリカ系アメリカ人世界ヘビー級王者である。11年間の王座在位中に、全階級通じて最多防衛記録である世界王座25連続防衛の記録保持者である。この記録は永久に破れられないとされており、彼が今現在でも歴代最強ボクサーであるという声が多い。
来歴
アマチュアボクシングで実績を残した後、20歳でプロデビュー。 彼の育った時代のアメリカでは、黒人への差別は根強く、さらに黒人初の世界チャンピオンのジャック・ジョンソンの白人をバカにした態度や、白人女性への必要以上の交際等の素行の悪さの経験から、彼がどんなに強いボクサーであっても、黒人は王座に挑戦する機会を永遠に剥奪されていたはずだった。 しかし、彼の人柄の良さ等から世界王座に挑戦することができ、世界王座に君臨することができた。だが世界王座になっても、黒人であるがゆえに、あまり歓迎されるものではなかった。 そんな時に第二次世界大戦間近の1938年、ナチス・ドイツのアドルフ・ヒトラーから「アメリカのボクサーを叩きのめせ」という命令を受けたボクサーがアメリカに送り込まれてきた。その男の名はマックス・シュメリング。その試合は124秒の間に3度のダウンを奪ったジョー・ルイスが勝利した。その瞬間アフリカ系アメリカ人のジョー・ルイスが人種の壁を越えて米国の国民的英雄となった瞬間だった。 その後1949年に引退するが、お金がなくなったという理由から1950年にカムバック。1951年の試合を最後に正式に引退。 1981年4月12日、病気の為に逝去。66歳没
エピソード。
マックス・シュメリングとの試合は「第二次世界大戦前哨戦」と銘打たれ、決戦の前に、時のアメリカ大統領フランクリン・ルーズベルトはホワイトハウスに黒人ボクサーであるジョー・ルイスを招待し激励した。
参考文献
ジョー・ルイス http://www.blackhistorypeople.com/joe-louis-boxing.html
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