新自由主義3

出典: Jinkawiki

2012年2月11日 (土) 15:55 の版; 最新版を表示
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新自由主義

 新自由主義とは市場原理主義に基づき、小さな政府(低負担、低福祉)を推進していくことである。いわゆる大きな政府、高福祉、高負担とは真逆の体制を理想としている。元々はニューリベラリズム(New Liberalism)が「新自由主義」と訳された。個人主義的で自由放任主義的な古典的自由主義に対して、社会的公正を重視して社会保障や公共事業など政府の介入を推進する諸思想諸政策で、「社会自由主義」などとも訳される。1980年代以降は、ネオリベラリズム(英: neoliberalism)が「新自由主義」と訳される場合が増加した。ネオリベラリズムは市場による自由競争や古典的自由主義を再評価し、市場機能を歪めることとなる政府による介入は、民間では適切に行えないものに極力限定すべきとする諸思想諸政策である。この政策を行った政治家として、アメリカのロナルド・レーガン、イギリスのマーガレット・サッチャー、日本では中曽根康弘がいる。最近では、郵政民営化を掲げた自由民主党の小泉純一郎氏が新自由主義に則った政策を実行した人として有名である。    また、新自由主義を主張した学者には有名なミルトン・フリードマン氏がいる。彼は著書『資本主義と自由』において、政府が行うべきでない14の政策を主張した。それが以下のものである。 1. 農産物の買い取り保障価格制度。 2. 輸入関税または輸出制限。 3. 商品やサービスの産出規制。 4. 物価や賃金に対する規制・統制。 5. 法定の最低賃金や上限価格の設定。 6. 産業や銀行に対する詳細な規制。 7. 通信や放送に関する規制。 8. 社会保障制度や福祉。 9. 事業・職業に対する免許制度。 10. 公営住宅および住宅建設の補助金制度。 11. 平時の徴兵制。 12. 国立公園。 13. 営利目的の郵便事業の禁止。 14. 国や自治体が保有・経営する有料道路。

 かつて自民党の小泉純一郎氏が行った、郵政民営化や道路公団民営化は13と14を行ったことになる。

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