メタンハイドレート
出典: Jinkawiki
2012年7月29日 (日) 23:57 の版; 最新版を表示
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メタンハイドレートの構造
水分子は温度、圧力がある条件になると、ガスの分子を取り込むことができる籠型のマクロ分子構造を形成します。メタンハイドレートは、メタンがこの水分子の籠型のマクロ分子構造内に取り込まれてできた氷状の固体物質です。
メタンハイドレートのの特徴
ガスハイドレートの最大の特徴は、ガスを固体状態で大量に貯留できることです。構造Ⅰ型のメタンハイドレートの場合、それ自身の約200倍の体積のメタンガスを固定します。一方、その時に共存するメタンガス量は水の体積の2~5倍程度です。つまり、ガスハイドレート化することにより、溶存できる最大限のメタン量の40~100倍のメタンを含有することができるようになります。
日本の分布状況
状況によって異なるがおおむね、大陸棚が海底へとつながる、海底斜面内の水深500-1000 mに存在し、メタンガス層の上部境目に存在するとされている。通常は高圧下でありながら、凍った水分子の篭状の結晶構造に封じ込められている。日本海域全体の資源量についても種々の見方があるようですが、専門家の意見を総合するとメタンガス量にて約7兆立方メートルはあると見られています。
参考文献
http://www.imart.co.jp/energy-front-top.html#japan-methan