2011年1月、北アフリカのイスラム国チュニジアで起こった民衆蜂起による革命。国を代表する花の名から「ジャスミン革命」と呼ばれる。政変のきっかけは、10年12月17日、中部の都市シディブジドの路上で野菜を売っていた青年(モハメド・ブアジジ)が当局の度重なる摘発に抗議し、焼身自殺した事件。これが経済的困苦にあえぐ人々の共感を呼び、シディブジドの民衆数千人による抗議デモへとつながった。