後発開発途上国2(LDC)

出典: Jinkawiki

2012年8月8日 (水) 01:00 の版; 最新版を表示
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後発開発途上国

後発開発途上国とは、国際連合(国連)が定めた世界の国の社会的・経済的な分類の一つで、開発途上国の中でも特に開発が遅れている国々のことである。略語としてLDCと表記される。

1.定義  国連開発計画委員会(CDP)が認定した基準に基づき、国連経済社会理事会の審議を経て、国連総会の決議により認定された特に開発の遅れた国々。3年に一度LDCリストの見直しが行われる。 2.基準(2009年)  以下3つの基準を満たした国がLDCと認定される。ただし、当該国の同意が前提となる。   (1)一人あたりGNI(2005-2007年平均):905米ドル以下   (2)HAI(Human Assets Index):人的資源開発の程度を表すためにCDPが設定した指標で、栄養不足人口の割合、5歳以下乳幼児死亡率、中等教育就学率、成人識字率を指標化したもの。   (3)EVI(Economic Vulnerability Index):外的ショックからの経済的脆弱性を表すためにCDPが設定した指標。 3.現在のLDC  以下の48ヶ国。なお、近年では2007年にカーボヴェルデが、2011年にモルディブがLDCから卒業。

•アフリカ(33):アンゴラ、ベナン、ブルキナファソ、ブルンジ、中央アフリカ、チャド、コモロ、コンゴ民主共和国、ジブチ、赤道ギニア、エリトリア、エチオピア、ガンビア、ギニア、ギニアビサウ、レソト、リベリア、マダガスカル、マラウイ、マリ、モーリタニア、モザンビーク、ニジェール、ルワンダ、サントメ・プリンシペ、セネガル、シエラレオネ、ソマリア、スーダン、トーゴ、ウガンダ、タンザニア、ザンビア

• アジア(9) : アフガニスタン、バングラデシュ、ブータン、カンボジア、ラオス、     ミャンマー、ネパール、イエメン、東ティモール

•大洋州(5) : キリバス、サモア、ソロモン諸島、ツバル、バヌアツ

•中南米(1) : ハイチ


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