原子爆弾3
出典: Jinkawiki
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概要
ウラン、プルトニウムなどの原子核分裂に伴って放出される巨大なエネルギーを利用した爆弾である。原料は、天然のウランから同位体分裂により得られるウラン235、プルトニウム239が用いられる。
最初の実験
1945年7月16日にアメリカのニューメキシコ州のアラモゴルド実験場で行われ、世界初の核実験に成功。
広島へ投下
アメリカのトルーマン大統領(当時)は「広島・小倉・長崎のいずれかの都市に8月3日以降の目視爆撃可能な天候の日に「特殊爆弾」を投下すべし」という大統領令を受けたB-29(エノラゲイ)爆撃機は、 1945年(昭和20年)8月6日、午前8時15分、人類史上初めて核兵器(原子爆弾)が広島に使用された。広島に投下された爆弾は、ウラン型であり、名称は「リトルボーイ」である。上空およそ580メートルで炸裂し、猛烈な爆風と衝撃波が一瞬にして町は破壊し、およそ20万人もの死者がでた。今もなお、原爆による病気に苦しんでいる人が大勢いる。
長崎へ投下
アメリカ軍は最初長崎に投下する原爆を小倉に投下する予定であったが、天候が悪化し、長崎に変わった。 1945年(昭和20年)8月9日、午前11時2分、広島に続き、原子爆弾が投下された。長崎に使用された爆弾は、プルトニウム型であり、名称は「ファットマン(デブ)」である。この名称の通り、この爆弾の形は膨らんでいるような感じである。長崎市は周りが山で囲まれた地形であったため熱戦や爆風が遮断され広島よりは被害が軽減されたが、およそ10万人の死者がでた。今もなお、原爆による病気に苦しんでいる人は大勢いる。
原子爆弾による健康被害
原子爆弾は、高温の熱戦と、猛烈な爆風だけでなく、強い放射線を放出した。そのため、原爆症と呼ばれる放射線障害や白血病やがんなどの病気を被爆者に引き起こし、今もなお、苦しんでいる人が大勢いる。 比較的、被爆後、年月を経てから、白血病やがんになることが多い。