イラクの料理
出典: Jinkawiki
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概要
イラクは、世界最古の文明メソポタミアなど多くの文化遺産を持つ国である。首都バグダッド北部にある有名なチグリス川やユーフラテス川周辺に広がる草原地帯は、農業と牧畜が初めて人の手で行われた地域である。つまり、人類が自分たちの手で食糧を管理し、安定を確保したことによって都市や法律、宗教などといった文明の礎を築いた歴史上、重要な地域である。
よく食べられている料理
人類が初めて家畜化した動物が羊であり、栽培されたのが小麦である。そのため、現在も含め、イラクや周辺の中東諸国ではケバブと言われる羊肉料理や小麦を使ったパンが食べられている。
栽培
オスマントルコやイギリス領を経て、ナツメヤシやブドウ、トマトの栽培が盛んである。
イラク特有の料理
マスグーフという名称である。チグリス川でとれた魚を、岩塩とパプリカで塩漬けにし、串刺しにして焼き、薄く切ったたまねぎやトマトを付け合せ、アラブ風の薄焼きパンとともに手で食べる料理である。
イラクのお酒
アラックという名称である。ナツメヤシを蒸留し、乳香で風味をつけたものが多く飲まれている。
参考サイト
「世界料理マップ」