中国の教育費
出典: Jinkawiki
2013年1月30日 (水) 21:41 の版; 最新版を表示
←前の版 | 次の版→
←前の版 | 次の版→
中国の教育費は国の予算からのもの、地方財政からのもの、独自の流動資金のもの、国営以外の企業、農村の末裔組織が自ら調達した資金、学校の自弁資金融資からの寄付 でなりたっている。しかし、国と地方財政の予算は人件費程度しかまかなえなく、その他の資金も十分とは言えない。なのでその学校長や学長が学校独自の財源を用いて補っているのが現状である。そのため校長の評判は財源確保の力量に左右されるといっても過言ではない。 1989年代まは、小・中・高の学生の学費は非常に少なかった。義務教育になってからは小中学校は無料になり、普通高校は学費と雑費の納付があったが技術・職業系の学校はすべて無料だった。大学生、大学院生には無料どころか奨学金も出されていた。 しかし、時代が進むにつれて教育や福祉をサービスとしてとらえる時代はおわり、生徒から徴収する時代へと移っていった。 義務教育では授業料は、無料であるが、その他の経費(教科書代や学級費)がかるようになった。その結果、義務教育であっても、特に農村部で中退者が続出するようになった。
bunyko-pinpon
参考文献
王智 現代中国の教育 2004 明石書店
溝口貞彦 中国の教育 1978 日中出版