朝鮮学校
出典: Jinkawiki
概要
正式には朝鮮民族学校という。日本で生活している朝鮮民族の子どもたちが通う学校のことを指す。授業では朝鮮語を用い、在日朝鮮人が教師となって各教育段階の普通教育や一般教育が行われている。朝鮮学校の子どもであるないにかかわらず、この朝鮮民族の子どもたちは在日二世以降の子どもで、生まれてからずっと日本で暮らしている。そのため、朝鮮語より日本語の方が得意なのである。そんな子どもたちから失われつつある母国語の朝鮮語を身につけてもらうためにこの学校がつくられた。下から初級・中級・高級・大学と日本の学校と似たような教育体系になっている。
始まりと現在
始まりは1945年8月にさかのぼる。それ以前、朝鮮は日本の植民地支配をうけていて、そこで暮らしていた朝鮮人の中には日本に渡り在住する人もいた。こういった人たちやその子孫のことを在日朝鮮人という。しかし、この時に朝鮮解放が出された。その後から、日本にいた朝鮮人が自分の子どもたちに朝鮮に帰る準備として、今まで教えられなかった朝鮮語を教える「国語講習所」というかたちで始まった。そしてそういった子どもが全国に多くいたので、朝鮮学校も全国に設立されていった。こうして2010年4月現在、その数は99校になっている。