アインシュタイン2
出典: Jinkawiki
'アインシュタイン [Albert Einstein]' (1879-1955) ドイツ生まれの理論物理学者。1905年、特殊相対性理論・光量子論、ブラウン運動の分子運動理論を発表。いずれもその後の物理学に大きな影響を与えた。16年、一般相対性理論を完成、それに基づく重力理論・宇宙論を展開。20年以降、重力と電磁気力との統一場理論の建設に努力。量子力学形成の過程においても、光量子論のほか、固体の比熱理論、量子統計法などの業績を残した。33年、ナチスの迫害を逃れてアメリカに亡命。熱烈な平和主義者としても知られる。特に彼の特殊相対性理論と一般相対性理論が有名だが、光量子仮説に基づく光電効果の理論的解明によって1921年のノーベル物理学賞を受賞した。
「特殊相対性理論(special relativity)
運動している物体の速度は、静止している人が見た場合と一定速度で走っている車の中からみた場合では、当然、異なって見える。ところが光の速度は、静止している人が測定しても、走っている車の中で測定しても、まったく同じである。この矛盾を解決するため、アインシュタインは、1905年に発表した特殊相対(性理)論で、われわれが無反省に使っている時間や長さの概念を、根本的に変えなければならないことを示した。すなわち、静止している人にとっての時間や長さと、走っている人にとっての時間や長さは、別のものだというものである。これから、多くの一見奇妙な結論が導かれたが、それらはすべて実験で確かめられた。その中では、反応の前後で物質の質量(重さ)が減少すると、その分だけ運動エネルギーは増加するという、質量とエネルギーの同等性が、特に有名である。現在では、特殊相対論は物理学者の言語の一部となっている。
一般相対性理論(general relativity)
静止してる時計や物差しと、一定の速度で走っている時計や物差しとの関係を問題にするのが特殊相対論であるが、アインシュタインは、1916年に提唱した一般相対性理論で、加速度運動をしている時計や物差しにまで、問題を一般化した。これからニュートンの万有引力(重力)が自然に導かれる。空間と運動からなる四次元空間は、たとえていえば球面の上のような曲がった空間で、その曲がり方が重力を表している。この理論は、アインシュタインの抽象的思考の産物であったが、その後いくつかの実験で実証された。アインシュタインの方程式の解から、空間の中に、ブラックホールという奇妙な場所があることが示された。宇宙物理学は一般相対性理論に基づいて論じられる。」
引用文献
http://www.weblio.jp/content/%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%B3
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%B3