ビザ

出典: Jinkawiki

2013年8月7日 (水) 03:24 の版; 最新版を表示
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ビザ(査証)

ビザ(査証)とは、外国人の入国に必要な入国許可申請書の事である。他国の人間が自国に入国する上で問題のない人物である事を判断する為の身元審査として申請処理を行うのが目的である。犯罪歴等があり、不適格と判断されてしまうとビザの発行は行われず、その場合、当然渡航も不可能という事になる。発行は申請者が属する国の政府機関ではなく、渡航先の国の政府機関が行う。 パスポートが「この人物は自国の国民である」事を保証するものなので自国の政府機関が発給するのに対し、ビザは「この人物を自国に入国させても良いか(否か)」を審査するものなので相手国の政府機関が発行する。査証発行は外国人が入国する前に実施するものなので、処理は原則在外公館(大使館、領事館)が行う。申請方法や必要な書類などは国ごとに異なっており、渡航先の国の在外公館に問い合わせる必要がある。入国の目的や国家間の取り決め如何によっては代行申請が可能な場合もあり、主に旅行代理店にて代行申請ができる。

ビザの種類

  • 観光ビザ 最もポピュラーなビザで、主に観光による滞在を目的としたビザ。他のビザに比べて取得も比較的容易である。滞在可能日数は国により異なるが通常は30日~90日程度のものが多い。
  • 商用(業務)ビザ  商用目的で入国する際に取得が求められるビザ。観光ビザに比べて提出書類が多く国によっては審査も厳しい上に取得日数もがかかる。通常、ビザ取得の際に在籍する企業からの推薦状や現地の会社などの招聘状などの提出が求められる。行う業務の内容にもよるが出張期間が短期間の場合、観光ビザで入国して業務を行うようなケースもままある。
  • 学生ビザ 留学等の目的で、滞在国の教育機関で教育を受ける為に発給されるビザ。留学ビザや就学ビザとも呼ばれるが、日本国の場合、留学ビザと就学ビザと言うとそれぞれ目的が異なるものである。
  • ワーキングホリデービザ 「ワーキングホリデー制度」の協定が結ばれている国に渡航する際に申請出来る。渡航先で1年以上の滞在を行うのに滞在費を賄う為に渡航先での就労が可能なビザ。取得には18歳~30歳(国によって上限が異なるので注意)と制限がある。また、申請は各相手国に対して一生で一度だけであり再申請はできない。
  • アライバル(到着)ビザ 空港など、訪問先の国の入国ポイントで取得可能なビザ。国により異なるが、通常はその国の主要な空港や港、幹線道路上の国境検問所など、取得できる入国地点がある程度限られており、外国人旅行客があまり通過しない入国地点では取得が不可能な場合もあるので注意が必要である。
  • 永住ビザ(永住権) その国に永住する為のビザ。その国の国民になる訳ではないので国籍が変更する訳では無い。その為、その国に住んでいるからと言って国民が受けられる権利(例えば選挙権など)が同様に与えられるというものではない。取得条件は国によって異なるが、例えばその国の国民と結婚した場合や、現地法人に雇用された場合などに発給されるケースがある

参考

・Wikitravel

ユーザー名:syta


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