ノート:外国人労働者

出典: Jinkawiki

2013年8月7日 (水) 11:57 の版; 最新版を表示
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外国人労働者について ~岐阜県中濃地区の例をあげて~<外国人労働者活用の利点> 岐阜県の中濃地区では、10年以上前から大手の自動車、電気機器メーカー、または機械工業などと、業種に限らず多くの企業が外国人を、直接的、間接的に雇用し成果をあげている。 在留外国人の数は、美農加茂市、可児市の合計では7500人に達する。彼らは地元産業の重要な担い手である。彼らが居住することによって人口が増加し、町の活力源になっているのも事実である。 外国人労働者を雇うことで日本人にはないメリットは何だろうか? まず外国人労働者は労働の目的がはっきりしていることである。例えば、故郷で家を建てる、など、自分のお店を開く、などがある。このように数年の労働でその夢が実現できるので、多くの外国人労働者は勤労意欲が日本人に比べて旺盛である。残業や深夜勤務に対しても積極的な姿勢がみられる。日本人が敬遠する3K(きつい・汚い・危険)といわれる仕事に対してもえり好みせずに働いてくれる人が多いので、企業にとってはとてもありがたい存在になっている。

<外国人労働者活用の不利点> 勤労意欲は高いにもかかわらず。勤怠に関する意識がやや劣る。そのため遅刻したり無断欠勤したりしておきながら、反省の様子が見られない場合がある。また、メリットの部分でも言った通り、稼ぐことが目的である場合が多いため、高賃金をもとめて転職する場合がある。 このことで人材の引き抜きに通じるところがある。人材派遣会社や請負会社が増え賃金体系が崩される傾向があるため、苦慮するポイントである。また、コスト削減のために不法就労者と知りながら使わざるを得ない職場の不安定さも問題になっている。

<外国人労働者活用の成功のポイント> 上記の通り、外国人労働者を雇うのにはメリットとデメリットが存在する。メリットとデメリットをうまく共生することで生産性を向上させたり、コストを削減させたりすることができる。また、日本人社員のモチベーションを向上させたり、定着率を高めたりする効果もある。 勤労意欲はあるため、そこをうまく利用して接することが大事になってくる。 初めて取り組む仕事に対して慣れないうちに叱ったりしてはいけない。基本的な仕事ができるようになったら、ある程度の信頼感をもって仕事を任せることも大切である。任せることによって仕事に創意工夫が生まれるからである。このように接すれば彼らも会社にとっての貴重な戦力となるだろう。

参考文献 http://www.np-staff.jp/topics/pickup_3.html


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