割りばし
出典: Jinkawiki
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割りばし
割りばしとは、割れ目が入っており、使用する際に二つに割る箸のことである。主に木もしくは竹でできている。割れていない割りばしは未使用であるとされ、割りばしを割ることで食事を始める合図とする。また塗りばしに比べ麺類が滑りにくいのが特徴である。使い捨てであるため洗う手間が省け、人件費の削減にもつながる。日本の飲食店では無料で提供されることが多いが、中国の飲食店では有料である場合がある。日本の割りばしの年間使用量は250億膳で、99%が輸入によるものであるとともに、そのうちの98%が中国からの輸入である。
割りばしと環境問題
割りばしは使い捨ての象徴として批判されることがしばしばある。1940年ころからその傾向はある。1989年には「割りばしを使用することで熱帯雨林が破壊される」との報道がなされたという。輸入品の割りばしの多くは割りばしを製造するために伐採した木を使っている。それに対して、日本国内産の割りばしは間伐材や木材加工時に出る廃材などから作られており。比較的環境への負荷は少ない。また、中国政府は2005年から森林保護政策に力を入れ始め、その1年間で割りばしの値段が3割上昇したというデータが存在する。
割りばしのリサイクル
千葉県や王子ホールディングス株式会社などでは使い終わった割りばしを紙の原料にリサイクルする活動を行っている。3膳の割りばしがハガキ1枚分のサイズの紙にリサイクルできるという。千葉県ではこのリサイクル活動を「割りばしリサイクルプロジェクト」と称し、2003年から活動をしている。初めはたった2人から始まったこの活動、年々参加者は増えていき、2011年度には約1500㎏(延べ約27万人膳分)の割りばしを回収し、約9万枚のハガキ分の紙にリサイクルしたという。
参考文献
・wikipedia 「割りばし」
・ちば環境情報センター 「割りばしリサイクルプロジェクト」HP
・王子ホールディングス株式会社 HP
・中村陽一のよくわかる環境講座 「割りばし」の環境問題
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