エスペラント語Ⅵ

出典: Jinkawiki

2014年7月23日 (水) 13:16 の版; 最新版を表示
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国際補助語のひとつ。母語や国語の異なった人と会話する時にしばしば用いられる非自然言語。


目次

エスペラント語とは

19世紀末にラザロ・ルドウィゴ・ザメンホフというポーランドに住むユダヤ系の眼科医が「戦争を避け平和を長続きさせるためには、各国の言語以外に共通の言語が必要だ」と考え、1887年に自費出版で公表された。ポーランドは昔から[主な言語が4種類、詳しく分けると12~13種類の言語]が飛び交う国であった。ザメンホフの住んでいた街にはロシア人、ポーランド人、ドイツ人、ユダヤ人がお互いに歪み合いながら暮らしていた。そのため、ザメンホフは日々心を痛め、この歪み合いを解決するために新たな言語を作る事を決意した。現在では世界中で使われ、その人口は数百万人にのぼると言われている。初めからエスペラント語で書かれた文献も多く、数多くの文学作品がエスペラント語で翻訳され、雑誌が刊行されている。


世界共通語が英語ではいけない訳

英語は"民族言語"であり"自然言語"であるから。動詞の形など不規則な部分があったり、慣用句などの使用が多かったり、そして何よりも、国際交流の場において英語を母国語にする人、国が、交流の際に俄然有利になってしまうため。そして、上の理由より習得が難しく、お金とヒマがないと覚えにくいのに比べて、エスペラント語は習得が簡単で、基礎であればやる気さえあればある程度は習得することが出来る。


エスペラント語の特徴

一言で言ってしまえば、「習得しやすい、かつ表現力に富んだ言語」。

・母音の数は日本語と同じくa i u e oの5つ

・読み方はほとんどローマ字と同じ

・品詞語尾が統一されており、覚えやすい

・名詞<-o>

・形容詞<-a>

・動詞不定形<-i>

・動詞の語尾に<-is>で過去形、<-as>で現在形、<-os>で未来形になる

・副詞<-e>(-eで終わらないものもある)

・複数形の時は<-j>をつける

・疑問文の時は文頭に<c^u>、文の最後に<?>をつける

・否定文の時は否定したい単語(基本的には動詞。文章丸ごと否定する時は文頭)に<ne>をつける

・定冠詞は<la>で表す

世界エスペラント大会

年に1度、世界エスぺラント大会が開催され、世界各国から数千人もの参加者が集まりさまざまなテーマでディスカッションを行う。日本では1906年に第一回大会が開催され、2013年には第100回大会が開催。多くの講座やコンサート、ゲストの人をお呼びし、エスペラントを知ってもらい、興味を持ってもらうために4日間程開催している。


参考資料

エスペラントとは?‐日本エスペラント学会

http://www.jei.or.jp/hp/esp_kai.htm

エスペラント語‐地球ことば村

http://www.chikyukotobamura.org/muse/low_esperanto.html

エスペラント入門講座

http://www2.tokai.or.jp/esperanto/kurso/

ザメンホフ

http://www.y-history.net/appendix/wh1202-159.html

JEK100-第100回日本エスペラント大会

http://www.jei.or.jp/evento/2013/JEK100_retejo/index.html

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