ガンジー

出典: Jinkawiki

2014年7月24日 (木) 23:25 の版; 最新版を表示
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(1869~1948) インドを独立に導いた偉大な思想家


目次

概要

ガンジーは、イギリス植民地時代のインドに生まれた。

カースト制度の第三のバイシャ(商業カースト)という身分に属した。

18歳の時、ロンドンに留学して弁護士となり、南アフリカでインド人の権利を守るために力をつくした。

人権を守るたたかいの方針として、暴力は使わない(非暴力)、わが身をきちんとする(自己浄化)、生き物を殺さない(不殺生)の3つを定めた。

この3つの真理をかたく守ることをサチャグラハという。

インドへ帰国すると国民会議派に参加し、この考え方をイギリスに反抗するインド人の民族運動に広めて、非暴力主義の立場から無抵抗・非協力・不服従の全国的な反イギリス独立運動を展開した。

インド独立後はヒンズー・イスラム両教徒の融和に努力したが、狂信的ヒンズー教徒により暗殺。独立のために一生をささげ、非暴力という考えを貫いたガンジーの気高い生き方は、「マハトマ(偉大な魂の人)」としてインド人に敬われている。

ガンジーの平和主義的手法は、チベット亡命政府の指導者ダライ・ラマ14世や、アフリカ系アメリカ人公民権運動の指導者キング牧師など、人権運動や植民地解放運動において世界中に大きな影響を与えた。


略歴

1869年 インド西部の町ボルバンダルに生まれる

1887年 イギリスに留学し法律を学ぶ

1891年 帰国して弁護士となる

1893年 南アフリカに赴き、以後22年間、人種差別反対運動を指導する

1915年 インドに帰国

1919年 イギリスに対する不服従運動を指導する

1924年 インド各地をまわって手つむぎ車の運動を進め、民衆にインド独立の自覚を促した

1930年 塩の行進を促す

1942年 イギリスに対する不服従運動をおこし、逮捕・投獄される

1947年 インド独立が認められる

1948年 ニューデリーでヒンズー教の狂信者にピストルでうたれ死去


名言集

 「弱い者ほど相手を許すことができない。許すということは、強さの証だ。」

 「あなたの夢は何か、あなたの目的とするものは何か、それさえしっかり持っているならば、必ずや道は開かれるだろう。」

 「明日死ぬと思って生きなさい。永遠に生きると思って学びなさい。」

 「最高の道徳とは 他人への奉仕 人類への愛のために働くことである。」

 「本当の富とは、健康のことであり、金や銀のことではない。」

 「怠けていることは喜びかもしれないが重苦しい状態である。幸せになるためには何かをしていなくてはならない。」

 「暴力によって 得られた勝利は敗北に等しい。 それはほんの一瞬しか続かない。」

などの名言を残している。


参考文献

学研「学習人物事典」


地球の名言「マホトラ・ガンジー」の名言

http://earth-words.org/archives/1936


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