京田辺シュタイナー学校
出典: Jinkawiki
←前の版 | 次の版→
目次 |
京田辺シュタイナー学校(日本のシュタイナー学校)
NPO法人 京田辺シュタイナー学校は京都府京田辺市にあるシュタイナー学校。
概要
1994年、数人の母親を中心にしたシュタイナー教育とその背景にある思想を学ぶための勉強会が始まりであった。その場に集まった、親たちのシュタイナー教育への思いから、週に1回、土曜日にシュタイナー教育の実践が始まった。やがて、「全日制のシュタイナー学校がほしい」という思いへとつながっていった。親たちは自力で土地を探し、建物を求め、資金を集め、2001年4月、シュタイナー学校を作り上げた。6~18歳の一貫教育。生徒数は2014年5月現在で、266人(内、高等部86人)。教員数は専任が19名、専科が30名。
シュタイナー教育
シュタイナー教育は「自由への教育」と言われている。シュタイナーは自分の欲望や利害を超え、本当に大切なこと、自分の成すべきことを選択し、実行していける人間を「真に自由な人間である」としている。そういった人間を育てるための教育が、シュタイナー教育である。
建物(校舎)
京田辺シュタイナー学校はシュタイナーの建築理論によって建てられている。木材を基本の素材とし、曲線を使用した柔らかいフォルムを作り、淡い色の壁、窓や天井の形、照明に至るまで、配慮されている。
授業
シュタイナー学校の授業は、同じ教科の内容を毎朝2時間、連続して2~4週集中して学ぶメインレッスン(主要科目)と、専科の授業によって構成されている。メインレッスンは詩を唱えたり、笛を吹いたり、歌ったりすることから始まり、次第に課目へと移っていくものである。初等部、中等部にあたる、1年生から8年生は担任教師が1人で、メインレッスンを担当する。専科の授業は、英語や音楽や体育といったものから、シュタイナー学校独特のオイリュトミーなどの授業も行われる。専科の授業は専科の教師がそれぞれ行う。高等部にあたる9年生からは、主要科目も教科ごとに専門の教師が担当するようになる。
行事
・4月…新入生入学
・5月…端午の節句、メイポール・ダンス
・7月…星の祭り(七夕・音楽を奏でる)
・8月…修学旅行
・9月…ミカエル祭、お月見
・10月…収穫祭、秋祭り&バザー
・11月…スポーツフェスティバル、古代ギリシアオリンピック競技会
・12月…アドベントガーデン、クリスマス生誕劇
・1月…お正月の祝い、七草がゆ
・2月…節分
・3月…年例祭、卒業演劇、卒業セレモニー
参考文献
・小学生と思春期のためのシュタイナー教育 NPO法人京田辺シュタイナー学校・編著 株式会社学習研究社 2006年
bw0108