モンテッソーリ教育５

出典: Jinkawiki

モンテッソーリ教育の目的

モンテッソーリ教育の基本は、「子どもは、生まれながらに自らを成長させ、発達させる力をもっている。親や教師はその要求に応え、自由を保障し、自発的な援助をする存在でなければならない」という考え方である。 　目的は、それぞれの発達段階にある子供を援助し、「自立していて、有能で責任感と他人への思いやりがあり、生涯学び続ける姿勢をもった人間に育てる」ことである。その目的を達成するために、モンテッソーリは子供を観察し、そこから得た結果に基づき教育方法を作り、独自の教具を開発した。その教育方法は現代の大脳生理学や心理学、教育学などの面からでも証明されている。

== 方法 ==子供たちに自発的な活動に取り組む自由を保障し、そのために「整えられた環境」を用意しなければならない。「整えられた環境」とは次の４つのことである。 １、子どもが自分から自由に教具を選べる環境構成

２、やってみたいなと思わせる面白そうな教具

３、社会性・協調性を促すための年齢の異なる混合クラス編成

４、子どもそれぞれの発達段階に応じた環境を用意し、子どもの自己形成を援助する環境

教育内容

日常生活の練習、感覚教育、言語教育、算数教育、文化教育などがある。子どもたちは必ずしもそのカリキュラムに従って活動するわけではなく、あくまでも子どもたちの自主性を第一に考えている。

参考

お母さんの敏感期ーモンテッソーリ教育は子を育てる、親を育てる　文春文庫　相良敦子著