赤サンゴ密漁問題

出典: Jinkawiki

2015年7月18日 (土) 21:44 の版; 最新版を表示
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目次

概要

赤サンゴ密漁問題とは、2014年秋ごろから日本の排他的経済水域と領海である東京都の小笠原諸島及び伊豆諸島で中華人民共和国(以下「中国」)の漁船によって希少なサンゴの一種、通称「赤サンゴ」が密漁された問題である。


赤サンゴ

日本でも採取に免許が必要なほどの高い価値がある。根が付いた状態であれば600万、枯れたり折れたりしていても130万もの高値が付く。(2014年時) 加工されてイヤリングやネックレスにされることが多く、そのような状態になると1000万以上の値段で取引されることも珍しくないので、ほぼ宝石に近い扱いである。


対策

日本側も海上保安庁が現場の警備にあたっていたが、元々海上保安庁そのものの予算や人件費、巡視船の数が足りておらず、密漁漁船を発見し次第警告をしてから領海から追い出すまでにとどまっていた。 漁船はその後も増える一方となり、最大時には200隻以上の中国漁船が押し寄せて赤サンゴの生息する一帯を荒らした。 しかし同年11月に巡視船の大量投入によって密漁船を追い出す方針から一転、一斉摘発を行い、中国人船長らを現行犯逮捕するに至った。 逮捕した同日に20日時点で小笠原近辺にいた密漁船の一掃を公表。続いて12月には外国船密漁の罰則強化の改正法が施行された。 以降は完全な終息には至っていないが、ピーク時に比べれば密漁船の数も激減した。


参考

中国船密漁で注目、ダイヤ並み「赤サンゴの値段」 50センチで2700万円、ネックレスが1500万円..(http://www.j-cast.com/2014/11/06220257.html) 島が危ない 赤サンゴ 迫る群影(1) - 産経ニュース(http://www.sankei.com/premium/news/141113/prm1411130007-n1.html) サンゴ密漁船を一斉摘発 海保、追い出しから方針転換(http://www.asahi.com/articles/ASGCP3CMRGCPUTIL00M.html)


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