スウェーデンの福祉政策（在宅ケア）

出典: Jinkawiki

　スウェーデンは世界で最も高齢化率の高い国のひとつである。そのため、より効率的な医療・福祉システムが必要とされ、在宅ケアが発展している。 　在宅ケアを支える６つの仕組み。

①ホームヘルプサービス 　心身機能の低下により自立生活が困難になった人をホームヘルパーが訪れ、ケア・サービス・サポートをして、生活の自立を助ける手立てである。ケア・サービスの内容は、掃除・洗濯・調理・買物等の家事援助と、起床就寝時の着替え・入浴や排泄介助・洗髪等の対人介護がある。 　朝７時半頃から午後５時頃までの、日中の在宅ケアサービスである。 　 ②ナイトサービス 　ホームヘルプサービスの補完的な内容をもつ。ホームヘルプが日中のサービスに対し、夕方や夜間に夕食の支度や就寝介助を中心とする対人介護を供給するもの。

③訪問介護 　疾病を有する老人が入院せずに在宅で医療を受け、療養を続けることが可能になること、またそれと同時に病院から退院を促進することと、ケアを担っている家族を支えるもの。

④住宅改造資金手当制度 　高齢者に限らず障害をもつ人が、施設の中ではなく地域の中、通常住居に居住することを助ける制度。

⑤トランスポーテーションサービス 　公共交通機関が使えない高齢者や障害者を対象に、すべての自治体で行われている移動サービス。

⑥デイセンター 　地域の在宅老人に対するケア・サービス・訓練等の提供の場、また、老人同士の交流の場であり、同時にホームヘルパーの拠点でもある。