グリーフ・セラピー

出典: Jinkawiki

グリーフ・セラピーとは

グリーフ・セラピーとは、近親者、友人あるいは患者たちの死に何とかして立ち向かわねばならない、そういう人たちのためのカウンセリング方法である。

グリーフセラピーの意味

グリーフ・セラピーの根底にあることは、そういった反応が起こるのを防ぎたいということである。充分に訓練を受けたセラピストであるならば、哀しみのあまりほとんどノイローゼに陥ってしまった遺族の人々が、自分の感情の根底にあるものを見つけ出し、それを受け入れられるよう、遺族の人々たちを支え続けることができる。

アメリカでの取り組み

フィリス・シルヴァーマン博士が中心となって作った、「寡婦から寡婦へ、」と呼ばれる計画がある。夫を亡くし、かつて愛する人に先立たれた経験のある女性たちが、同じ境遇に立たされたばかりの女性たちを訪問する。彼女たちは援助の手を差し伸べ、助言をすることができる。アメリカをはじめ各国で、この計画がすでに実施に移されている。夫を亡くした女性たち、そして誰かの役に立ちたいと思っている人々の力を借りることができるのである。

参考文献： D.V.ハート「死の選び方」法蔵館1992.11．20初版発行

投稿者EURO