殺処分

出典: Jinkawiki

2015年7月31日 (金) 15:10 の版; 最新版を表示
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現在、保健所では毎年多くの犬や猫などの動物の命がが殺処分によって散っていく。ペットブームの裏側に潜む暗い話だが、問題を解決へ導くためには、まずひとりひとりが現実を直視しなければならない。 どのように殺されるのか 炭酸ガスによる窒息死だ。収容・保護された犬の9割は、炭酸ガスによって窒息死させられている。  都道府県によって違うが、5~20分かけて捨て犬や捨て猫を窒息死させる。一昔前はバットによる撲殺(ぼくさつ=脳天をバットで叩き割ること)、また劇薬(げきやく=硝酸ストリキニーネ)を用いた毒殺が主流だったが、コストや職員の安全性を考慮して現在はほとんどの自治体において炭酸ガスによる窒息死が採用されている。捨て犬や捨て猫を窒息死させる設備は通称ドリームボックスなどと呼称されている。これは「眠るように安らかに旅立てる」という意味合いのようですが、あたかも炭酸ガスを吸っている動物が全く苦しんでいないかのような誤解を生んでしまう、危険な表現と言える。なお平成25年度、24,197匹の成犬と、4,373匹の子犬が殺処分された。 なぜ殺さなければならないのか 「動物の愛護及び管理に関する法律」の中に以下のような条文がある。行政は「…犬又はねこの引取りをその所有者から求められたときは、これを引き取らなければならない(同法第三十五条第一項)」とし、この規定は「…所有者の判明しない犬又はねこの引取りをその拾得者その他の者から求められた場合に準用する(同法同条第二項)」と書かれている。つまり、行政は一般から犬や猫の引取りを求められたら、それに応じなければならない。そして、この引き取られた犬や猫が、保健所や動物愛護センター、動物保護センター等で殺処分されている。例として、引越し先がペット禁止なので、犬が大きくなって可愛くなくなったから予定外の出産で、たくさん子犬が産まれてしまったからなどがよくある理由だが、どの理由をとっても、飼い主の側に知識や予測さえあれば防げるものばかりである。つまり犬や猫を捨てることに元来理由などなく、捨て犬・捨て猫とは飼い主の無責任と無知の代償を、犬や猫に押し付ける行為なのだ。 どうしたら減らせるのか 1まずは現実を知ること 2命あるものを衝動買いしない 3迎え入れるなら保護施設から 4飼ったら迷子にしない 5飼ったら捨てない 6安易に増やさない 参考文献 http://www.koinuno-heya.com/syobun/ ハンドルネームS.S


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