睡眠

出典: Jinkawiki

2015年7月31日 (金) 17:55 の版; 最新版を表示
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目次

睡眠

睡眠のメカニズム

 睡眠には浅い眠り(身体)のレム睡眠と、深い眠り(脳)のノンレム睡眠とに分けることができる。眠りにつくと、まず深い眠りのノンレム睡眠があらわれ、次に浅い眠りのレム睡眠へと移る。この2種類の睡眠が約90分周期で一晩に4~5回、一定のリズムで繰り返される。


睡眠と脳

 短時間睡眠は脳や身体に大きな負担をかけている。そのようなセルフコンディション(自己管理)を理解せずに短時間睡眠の生活=充実した生活と勘違いをしてしまうことで、ホルモンバランスが乱れたり生活習慣病などの思わぬ病気になってしまうことがある。さらに、睡眠不足が続くと脳の疲労が抜けなくなってしまうのだ。それによって脳の働きも悪くなってしまうので、集中力や記憶力の低下などにつながるのである。どんなに忙しくて睡眠時間が十分に取れないときこそ、ある程度、脳と身体を休息させるために自分に合った理想の睡眠時間を確保するように心がけることが大切なのだ。


快眠法

 なかなか寝付くことができない、夜中に起きてしまう、または早朝早く起きてしまうといった人のために快眠法という方法がある。まず快眠をもたらすため睡眠準備ということをする。例えば、ストレス対策、食事への気配り、軽い運動や入浴などである。 脳がストレスを感じていると、頭が働かなくなってしまう。また、十分な睡眠を確保していても脳疲労が蓄積されている場合には効率よく頭が働かなくなる場合がある。睡眠は人間が起きている間に多くのエネルギーを消費した脳を休ませるためだが、人間は眠りに入るとまず身体の疲労回復を始め、その次に脳の疲労回復を行うのである。この時、脳の疲れをしっかり取り除いてあげなければ脳疲労が蓄積していき、ストレスが溜まっていってしまうのである。  食事も就寝2~3時間前までに済ませることが快眠につながる。これは、睡眠直前まで食事をしていると、睡眠中に消化器官が活発に働くことで交感神経が活性化してしまい、快眠が妨げられてしまうので脳がしっかりと休むことが出来なくなるからである。  また、軽い運動も就寝2時間くらい前までにすることが快眠につながる。重要なのは軽い運動で留めること。激しい運動をしてしまうと、逆に脳が興奮してしまい、なかなか寝付けなくなってしまうからである。  さらに、睡眠は、体温が下がるタイミングが最も寝付きがよくなる。入浴によって体温を上げ、入浴が終われば体温が下がり、寝付きが良くなるということだ。


参考文献・URL

 「脳が冴える快眠法」 茂木健一郎

http://www.aichi-kyosai.or.jp/service/culture/internet/health/goodsleep/sleep01/post_670.html


  人間科学大事典

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