KKK（クー・クラックス・クラン）2

出典: Jinkawiki

「KKK（クー・クラックス・クラン）」とは白人至上主義団体で、暴力的な人種差別主義のアメリカの秘密結社である。 これはプロテスタントで北方系の白人のみがアダムの子孫であり、唯一魂を持つ神による「選ばれし民」として他の人種から優先されるべきであると提言している。 「選ばれし民」として考えられているのはただ白人であるというだけではなく、主に黒人、アジア人、キリスト教徒でもプロテスタントではなくカトリックの者、ユダヤ人、同性愛者が迫害の対象となっていた。 南北戦争終結直後の1865年12月に元軍人であった6人の兵士たちによってテキサス州南部のプラスキーという町で設立された。KKKの活動は大きく4つの活動期に分けられるが、どれも段々と過激化していく活動内容に世間から反発の声が高まり、ついには政府や警察の取り締まりが始まるという結果で終わっている。 しかし、この活動は今でも続いていたようだ。 2015年6月にアメリカのサウスカロライナ州の教会で黒人射殺事件が起こったことをきっかけに州都コロンビア州庁舎から南北戦争で使われた「何軍旗」を”差別の象徴だ”という理由で撤去した。これに対しKKKは、”何軍旗は伝統だ”と主張し、活発な抗議活動を行っている。 参考文献 アメリカの秘密結社　（1970）中公新書　綾部恒雄

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