傭兵
出典: Jinkawiki
傭兵
軍事サービスによって給料を得る兵士のこと
<歴史>
最古の傭兵はB.C.401年~B.C.399頃、小キュロスの要請により雇われたクセノフォンの軍隊1万3千人が最古と呼ばれている。以後19世紀までその国の兵士に「祖国のための戦争」という思いが生まれるには19世紀以降でないとなかなか広まらなかった。その後14世紀~15世紀にかけて主にイタリア、フランスではスイス兵による傭兵が盛んに雇われ、別々の国に雇われたスイス国民同士が争ったこともある。
<傭兵を主力とした戦争の一例>
三十年戦争(A.C.1618~A.C.1848)
これは傭兵を用いた戦争の中でもとくに有名な宗教戦争である。この戦争は各国が傭兵を主力とした戦争であり30年も続いたのは国外の兵士であるため長期の統制が難しかったからである。新教派、旧教派に分かれ断続的な戦争を行った。なかでも活躍したのが旧教派のヴァレンシュタインで巨額の資金から2万もの傭兵を雇い、新教に大きな影響を与えた。ただし、この時代の傭兵は非常にがめつく、敵陣陥落寸前で先頭を中止し、賃上げを要求したりと兵の質はよくなかった。