マクドナルド2

出典: Jinkawiki

2015年8月3日 (月) 13:23 の版; 最新版を表示
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目次

概要

マクドナルドとは、ハンバーガーを主力商品として世界規模で展開するファーストフードチェーンである。その消費量は年間15億食におよび、世界の店舗総数は3万5429店(2013年時点)を展開しており、この店舗数の分類別順位において、ファーストフードを含む外食産業で世界2位、チェーンストアではコンビニエンスストア最大手のセブンイレブンに次ぐ世界第2位という実績を誇っている。


イメージキャラクター

マクドナルドはイメージキャラクターとして、マクドナルドランドを舞台にロナウド(日本名:ドナルド・マクドナルド)、グリマス、バーディ、ハンバーグラー、フライガイというマスコットキャラクターがいて、これらは子供をターゲットにしている。子供向けセットであるハッピーセットに添付されるおもちゃになったり、CMに登場したり、過去にはファミコンやメガドライブのゲームソフトとして発売されたこともあった。これらのキャラクターの利用は全世界共通であり、多くの国では店舗前にロナウドの人形が置かれている。日本でのロナウドは、1990年代後半までは、ロナウドがしゃべっているCMが多かったのだが、2000年ごろからしゃべらなくなり、「ロナウド=しゃべらないキャラクター」という印象が一般的となった。2004年に流されたCMで数年ぶりにロナウドがしゃべったが、このCMは「ドナルドってしゃべるの?」というものであり、「しゃべらないキャラクター」という印象を持っている世代には不思議な印象を与えるCMとなった。また現在では「マクドナルドランドに警察はいらない」「子供から怖がられるキャラクター」などの理由で全世界で使用が中止されているビッグマックポリスというキャラクターも以前はいた。ほかにも、黒いハット帽子に黒いアイマスク、(囚人服を思わせる)白黒のボーダーという格好をして、ハンバーガーが大好きで他人のハンバーガーを盗んでしまう悪役キャラクター、ハンバーグラーや、マックシェイクが大好きな紫のキャラクター、グリマス、朝マックをイメージした鳥のキャラクターで、明るく活発だが少しお転婆な性格のバーディ、マックフライポテトのイメージキャラクターフライキッズなどがいる。


ハンバーガー

ハンバーガーはアメリカの発明品である。ハンバーガーの名前の由来はドイツの都市ハンブルクに由来するが、そんなことは問題ではない。ハンバーガーは普遍的に知られた食べ物だからこそ、また、世界中に広がりながらも、あらゆる遠心力に逆らってコンパクトな象徴であり続けるからこそ重要なのである。世界中どこに行っても、ハンバーガーといえばひき肉のパティを栄養強化した白いバンズに乗せたものを指す。原始的なハンバーガーの祖先に関するもっとも古い記述は、料理家ハナ・グラスの「簡単で分かりやすい料理術」の1763年版の中に登場している。このグラスのレシピはハンバーガー族のアウストラロピテクス、かろうじてそれと認識できる原始的で不運な」祖先であるがそれでももっとも古い共通の祖先であるといってよい。ハナ・グラスのハンバーグの作り方は明らかにハンバーグの原型とはかけ離れているが、しかし、ハナ・グラスの付け加えた説明は将来を見通した貴重な洞察であった。 そんなハンバーがーを主力として売り出しているマクドナルドは極めて強力な存在で、アメリカ人の生活からは恐ろしく巨大に見えるため、どこかで実際に生まれたと信じるのが難しいほどである。その途方もない経済力。世界中の超高層ビルやフードコート、パコダのような建物の中にさえある膨大な店舗。至る所で目に付くこと。三世代にわたるアメリカ人の思い出の中で、変わることなく特別な存在であり続けていること。こうしたすべてが相まって、マクドナルドは数あるブランドの中でもほとんど神聖な地位を占めるに至っており、ほかの企業では後にも先にもありえないような形でアメリカを代表している。マクドナルド社の創設者レイ・クロックは、マクドナルド兄弟の方式が極めて便利で革新的で大成功を収めていることに気付いた人物である。カリフォルニア州サンバーナディーノにあったマクドナルド兄弟のハンバーガー店は、ホワイトキャッスルの最初の店に匹敵するほどの技術革新であった。リチャードとモーリスのマクドナルド兄弟はほかの人々と同じように、自分たちの才覚を頼りにドライブイン式の店を経営していた。しかしレストラン業界に共通する問題など、様々な問題が店の経営を苦しめていた。マクドナルド兄弟は工夫を重ね、ハンバーガーの製造過程を徹底的に合理化し、自動車工場で有名なデトロイトが誇りとするような流れ作業を作り出し、連続した工程にし、絶え間ない客の流れに対応できるものにしたのである。アメリカ文化の重要な一部というのはどれもみなそうだが、マクドナルドもまた矛盾の産物であり、個人主義、画一性、ささやかな苦闘、そして多様な部分と個性が念願の成功を目指してともに進んでいこうとする意志といった等分の要素からなっていた。牛肉とパンでできた小さなサンドイッチのちからで、日の沈まぬ経済帝国が築かれた。その規模においても精神においても、マクドナルドはまさしく大いなるアメリカのサクセス・ストーリーなのである。

投稿者:UFO

参考文献

「沿革・歴史-日本マクドナルドホールディングス」 http://www.mcd-holdings.co.jp/company/history/ 「かつて存在したマクドナルドのキャラクター」http://matome.naver.jp/odai/2136029859101472801 「ハンバーガーの世紀」ジョシュ・オザースキー、市川恵里  河出書房新社


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