人口問題

出典: Jinkawiki

2015年8月5日 (水) 11:12 の版; 最新版を表示
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目次

人口問題

人口と地球規模の問題

⒈ 水や森林、食糧などの資源不足。 水、木、食糧や化石燃料の需要は、人口の増加と共に増え続けている。8億8,400万人の人が安全な飲み水を手に入れることが困難である一方、1人あたりの水の消費量は、世界人口の2倍の速さで増加しており、2020年を迎える頃には、世界は今より40%以上も多くの新鮮な水が必要になる。

⒉ 貧富の格差の拡大や少子高齢化。 人口増加の約97%は、開発途上国に集中している。日本や、ほとんどのヨーロッパ諸国では、1人の女性の出生率は1,5人以下だが、アフガニスタンや多くのアフリカ諸国では5人以上にもなる。国によっては、教育、仕事、食糧、保健医療、飲料水、住居、エネルギーなど最も基本的な物・サービスを手に入れるといった国民のニーズに応えることが既に困難になってきており、貧富の差は拡大するばかりである。一方、高・中所得国では、少子高齢化社会を迎えている。労働者人口の減少は社会・経済の構造を歪める。また、医療の発達により、途上国の平均寿命も延びており、高齢化社会に向けた体制作りも課題となっている。

 このまま人口が増え続けると、2150年には6942億人という桁ちがいの数字になると予想されている。中国の一人っ子政策など人口抑制政策を他の途上国でも行わなければ、地球は限界に達してしまうだろう。

人口抑制政策

 一人っ子政策…1970年台後半に中国で導入された出産規制による人口抑制制度。子供を2人以上出産すると国からの補助が受けられない。         この政策による産児規制策や中国の伝統的価値観の矛盾から、中国では「児童誘拐」「人身売買」が多発し、問題化している。  晩婚晩生…結婚を法定婚姻年齢から3年以上遅らせ、女性は24歳を超えてから出産すること。しかし、晩婚       にすることによって少子高齢化などの問題が進む。    人口の増えすぎを防ぐ対策を立てること良いが、それをすることによって起こる問題、例えば少子高齢化など に対する解決策なども今後真剣に考える必要がある。  

参考文献・URL

「中国 人口超大国のゆくえ」 若林敬子 著 岩波新書 1996年5月10日 発行

http://nantokashinakya.jp/references/episode/population_problem/episode_02.php


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