環境破壊

出典: Jinkawiki

2015年8月5日 (水) 14:09 の版; 最新版を表示
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目次

環境破壊の定義

環境破壊とは別名自然破壊とも言われ、地球の資源が減ったり、気候が急激に変化したりすることである。具体的には「地球温暖化」や「酸性雨」、「オゾン層破壊」などがあり原因はさまざまであるが、少なからず人間の存在が原因である。かつてより人間は「水」や「木」というありふれた資源から「石油」や「鉱石」などの限られた資源まであらゆるものに価値をつけ開発や経済発展を繰り返してきた。その結果、汚染物質やごみなどを生み出しそれらを放置することにより生態系のバランスを大きく歪めあらゆる環境問題を引き起こしてきた。現在ではそれらの環境問題についての対策を考える機関や国際的な取り決めがなされてきてはいるが目に見えるような目覚しい成果は出ていない。


地球温暖化

二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスによる地球規模の温度上昇である。温暖化の進行によって気候変動に伴う生態系の歪みや破壊や、極地の氷が溶けることなどによる海面上昇による陸地の減少などが懸念される。この温室効果ガスの排出量は国によって大きく異なる。開発や人口の多い国では排出量は多いし、逆に人口が少なくあまり開発の進まないアフリカなどでは少ない。国際的な取り組みとしてこの排出量に着目した取引「排出量取引」による温室効果ガスの削減を目指している。「排出量取引」とは地球温暖化の原因とされる温室効果ガスの排出量を抑えるため、企業や国が目標以上の二酸化炭素排出量の削減に成功した場合や目標を達成できなかった場合に、その余った分や不足分を取引できる、ということである。さらにこの取り組みは経済的な面でも各国に大きな影響を与えている。しかしこれを定めた「京都議定書 」からアメリカが脱退するなど国際的に見ても成果は乏しい。


酸性雨

酸性雨とは自動車、工場、発電所、ビルのボイラーなどで石油や石炭を燃やすとき、二酸化硫黄、窒素酸化物といわれる汚染ガスが大気に放出されるこれらは大気中で硫酸や硝酸に変わり、再び地上に戻ってくる(沈着)のことである。 この戻ってくるコースには 2つあり1つは雲を作っている水滴に溶け込んで、雨や雪や霧として地上に戻ってくるものです(湿性沈着)。 このとき、硫酸や硝酸がたくさん溶け込んでいると、雨水は強い酸性を示すことがあるため、これが酸性雨という名前のおこりでもある。

もう 1つは風に乗ったまま戻ってきて、樹木、建物などにくっついたり、わずかだが肺の中にも入ったりする(乾性沈着)。 地上に戻ってきた酸は、土や湖沼を酸性にする。 すると、樹木を枯らしてしまったり、その樹木を食べる虫、虫を食べる動物など連鎖的な悪影響が出てくる。これが酸性雨の問題である。

ここで国際的な問題となるのは他国で発生した酸性雨を含む雲が自国に雨を降らせ酸性雨の被害をもたらすことである。外交問題にも発展しかねない問題のため国際的な対策をうたねばならないが逆に国同士の責任の擦り付けになることから話がまとまらなくなる。対策を行っている国際機関による取り決めや条約がなされているがまだまだ解決の糸口は見えていない。


参考資料

「地球とからだに優しい生き方・暮らし方」天笠啓介 著

「環境破壊の影響 - Chem-Station (ケムステ) | 化学ポータルサイト」[http://www.chem-station.com/yukitopics/kankyou.htm ]

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