環境問題15
出典: Jinkawiki
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環境問題とは
人間の生命活動によって地球上の生態系や環境に影響を与える問題のこと
主な環境問題
・酸性雨 ・砂漠化 ・オゾン層の破壊 ・地球温暖化 ・熱帯雨林の減少 ・野生生物の絶滅 など
オゾン層の破壊
オゾン層は地上の20~30㎞のところに存在し、有害紫外線を吸収している。オゾン層の破壊はフロンが原因とされている。フロンは二酸化炭素に比べると排出量は少ないもののオゾン層を破壊する効果は二酸化炭素の数千倍になっている。フロンは主にものを冷却させるときに発生する。空気よりも重いので発生してすぐにオゾン層に届くわけではなく、約20年ほどかかるとされている。オゾン層が破壊されると有害紫外線が増加し、皮膚がんや白内障、免疫の低下を引き起こす。
酸性雨
二酸化硫黄や窒素酸化物などの酸性物質が雨や雪、霧などに溶け込み通常より高い酸性を示す現象。化石燃料の燃焼や火山活動などによって放出される二酸化硫黄、窒素酸化物が原因。これらは大気中で化学変化を起こし、硫酸や硝酸となって降水に溶け込む。酸性雨は海や川などの水質を悪化させる他、森林の木を枯らし歴史的建造物にも影響を与える。原因となる物質が大気中に放出されてから酸性雨として降ってくるまでに莫大な時間を費やすこともあり、世界各国が協力して動向を観察している。
砂漠化
砂漠とは降水量が少ないため植物がほとんど生息できない地域のことをいう。砂漠化の要因の割合は約1割が自然的な要因、残りの約9割が人為的要因。自然的要因は地球規模での気候変動、降水量の減少などが主である。人為的要因は人間の活動が原因で起こり、家畜の過剰飼育、森林伐採など。アフリカ、アジア、オーストラリアで過剰放牧、北米で不適切な土地、水管理が多いとされている。また急激な人口増加という社会的な要因も砂漠化に影響を与えている。