第二次世界大戦8

出典: Jinkawiki

2016年7月29日 (金) 22:20 の版; 最新版を表示
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目次

第二次世界大戦の原因・背景

第二次世界大戦とは1939年に起こった60カ国近くの国が参加した歴史上最大の戦争ともいわれる戦争である。

原因や背景として、まず1929年の世界恐慌がある。アメリカはニューディール政策、当時植民地を持っていたイギリス、フランスなど列強はブロック経済(植民地と支配している国とで貿易をし、他国と貿易するのを防ぐこと)で大不況を乗り切ろうとしたが、それに対して日本やドイツなどの列強は世界恐慌の影響を受けた上、植民地を持っていなかったのでそれらの政策が出来ることができなかった。そこで植民地を侵略し、ブロックを壊そうとするファシズムの動きが活発となる。

本格的に始動したのはドイツ軍。ドイツはまず1939年にポーランドへ侵攻した。ちなみに、この時ソ連(主に現ロシア)などもポーランドに侵攻している。これにより第二次世界大戦が始まる。結果はドイツが勝ち、それによりイギリス、フランスなども参加する。その後は次々と各国が宣戦布告し、戦いがどんどんエスカレート。

一方日本も関東軍が起こした満州事変をきっかけに日中戦争が起きる。日本は優勢でしたが、中国が激しく抵抗したため泥沼化していく。また日本はハワイの真珠湾を攻撃し、アメリカとも戦争になる(太平洋戦争)。ちなみに当時の簡単な流れですが、満州事変が起こる→上海事変が起こる→リットン調査団が調査→満州国建国→日本が国際連盟脱退→盧溝橋事件で日中戦争開始→真珠湾攻撃で太平洋戦争開始という流れ。

日時

1939年9月~1945年9月

参戦国

連合国 ・大英帝国  ・南アフリカ連邦  ・イギリス領インド帝国  ・オーストラリア  ・カナダ  ・ソビエト連邦  ・アメリカ合衆国  ・中華民国  ・フランス共和国  ・自由フランス  ・ポーランドetc

枢軸国 ・ドイツ国  ・大日本帝国  ・イタリア王国  ・イタリア共和国  ・ルーマニア王国  ・ハンガリー王国  ・フィンランド  ・ブルガリア王国  ・タイ  ・ビルマ国etc



損害

連合国死者  軍人1,700万人     民間人3,300万人 (諸説あり)

枢軸国死者  軍人800万人      民間人400万人 (諸説あり)

戦時下の暮らし

終戦

影響

戦争中連合国は首脳会談を重ねて戦後秩序を構想した。大西洋憲章で示された国際平和機関は,連合国の主要国が安全保障理事会の常任理事国となる国際連合に結実した。しかし戦後連合国は資本主義陣営と社会主義陣営に分かれ,対立が始まった。ヤルタ会談で東西両陣営の分割占領下におかれたドイツは西側の西ドイツと東側の東ドイツに分断された。カイロ会談で独立が約束された朝鮮半島は,戦争末期に米ソに分割占領されて北朝鮮と韓国に分断され,北朝鮮の金日成の南進によって朝鮮戦争が勃発した。ポツダム宣言を受諾し西側の単独占領で分割を免れた日本は,非軍事化政策で日本国憲法を制定したが,朝鮮戦争を機に日米安全保障条約を結び西側に属することになった。戦争中解放区を拡大した共産党は戦後の内戦に勝利して中華人民共和国を建国し,国民党は台湾に移った。一方,大戦で荒廃した西欧では,独仏の対立を排除して平和を維持するためにも,ECSCを経てEECによる市場統合が進められたが,アウシュヴィッツの虐殺など大戦中のドイツのユダヤ人迫害を受けて国際連合がパレスチナ分割を決議し,中東にイスラエルが建国されたことは,中東戦争によるパレスチナ難民の悲劇を新たに生み出した。

参考文献

「第二次世界大戦~現代世界への転換点」著者:木畑洋一   「世界史B」著者:木村靖二


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