グルントヴィの思想

出典: Jinkawiki

2016年7月30日 (土) 16:41 の版; 最新版を表示
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グルントヴィの思想というのは北欧教育に対して大きな影響を与えた。

目次

グルントヴィ

グルントヴィについてである。1783年9月8日に生まれ、1872年9月2日に亡くなった。本名はニコライ・フレデリク・セヴェリン・グルントヴィであり、NFS・グルントヴィと略称される。はじめはデンマークの牧師として活動するが、体制化して堕落した既成のキリスト教を批判したことによって牧師としての職を奪われることになった。その後、詩人として北欧神話に題材をとったもの、デンマークの風土、自然、農民の生活など様々なことを詩にあらわした。それらが賛美歌となり、今日でもデンマーク人の多くの家庭で彼の歌が数多く含まれた賛美歌集やフォルケホイスコーレ歌集がおかれ、冠婚葬祭、誕生日や学校の行事など様々な機会で、グルントヴィの歌を歌うという慣習が根づいている。その他にも作家、哲学者、教育者、さらには政治家でもあったのである。

グルントヴィの教育思想

グルントヴィの教育思想については、青年期の重要性、口頭教育の重要性、デンマーク的北欧的文化伝統の重要性などがあげられる。そして最も重要とされているのが相互作用である。

フォルケホイスコーレの創始者

グルントヴィはフォルケホイスコーレの創始者としても有名である。グルントヴィは既成の学校が無意味な暗記、試験、理念のない実学教育、立身出世をめざす競争を施しているとして、それらを「死の学校」と呼んだ。また、グルントヴィは「教育(教え導く)」という言葉を嫌い、教育とは本来「生の自覚」を促すものだと考えたのである。そのような教育を行うためにもフォルケホイスコーレの創設を提唱した。そして、試験も資格も問わず、学びたい者が自由に学ぶことが可能であるフォルケホイスコーレは、当時の農民解放運動に支持されて、デンマーク中に広がっていったのである。

参考・引用文献

グルントヴィの教育思想 http://www.asahi-net.or.jp/~pv8m-smz/archieve/ove_grundtvig1.html 


日本グルントヴィ協会 http://www.asahi-net.or.jp/~pv8m-smz/home1.html 

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