第二次世界大戦11
出典: Jinkawiki
概要
世界恐慌後、日本・ドイツ・イタリアを中心とする枢軸国陣営と他方におけるイギリス・アメリカ・ソ連を中心とする連合国陣営の間で起こった全世界規模の戦争。世界大戦の発火点は、1939年のドイツによるポーランド侵入。当初は戦争に対して消極的であった日本だが、マレー半島への上陸や真珠湾攻撃を経て、1941年12月11日、枢軸国三国がアメリカに対して宣戦布告し、翌日12日に太平洋戦争がはじまった。これが、世界へ一気に戦争の風潮を広げ、後に全世界を巻き込む大戦となった。開戦直後は枢軸国優勢とされていたが、徐々に逆転し、1943年スターリングラードの戦いでのドイツの大敗以降、43年9月にイタリア、45年5月にドイツ、8月に日本は広島・長崎への原爆投下を受けた末、無条件降伏というかたちで第二次世界大戦は終結した。この戦争による死者数は、飢饉や病気で亡くなった人も含めると、枢軸国側は約1320万人、連合国側は約4360万人、その他のアジア・太平洋各国は約912万人、合計で約6592万人にも及んだといわれている。
世界大戦の展開
日本軍の進撃
開戦直後、優勢な戦局を見せたのは日本であった。特に、東アジアでの日本軍の進撃は速やかで、マレー半島を席巻した後、1942年2月15日にはシンガポールの占領に成功した。シンガポールは、アジア・太平洋地域におけるイギリスの軍事的中心地であったため、イギリスに対し大きな衝撃を与えた。これにより勢いのついた日本は東南アジアにおけるイギリス領ビルマへも急速に侵攻し、同年3月8日にラングーンを占領した。さらにはオランダ支配下のインドネシアやアメリカ支配下のフィリピンへも軍事侵攻を行い、オランダ・アメリカ側を降伏させるなど、それまでヨーロッパの植民地であった東南アジアは日本の支配地域へと変貌した。
連合軍の戦略
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