水質汚染8

出典: Jinkawiki

2018年1月24日 (水) 14:46 の版; 最新版を表示
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目次

概要

現在問題となっている水質汚染。これらの原因は私たち人間によるものが大きいと言われています。霞ヶ浦や琵琶湖など日本には至る所に水質汚染している箇所があります。アオコの発生による悪臭など近隣住民にも被害を与えている。日本以外にも中国やフランスなどいろいろな国と地域で水質汚染は問題となっている。特に世界で最も人口の多い中国では長い間、肥料の流出や重金属、未処理の汚水によって水質が悪化していった。2015年の調査によると、中国では地下水の3分の2近く、そして地上水の3分の1が、人間が接触するのに適していない。それらの汚染された水を飲んでいるため中国ではがん村と言われる村人の半数以上ががんになる村が増えたり、年間で90万人の奇形児が産まれている。

被害

四大公害のような日本で起こった公害やサンゴの白化、赤潮など水質汚染によって起こる。これらの被害の結果人間の健康に影響が起こったり、魚などの生物にも影響を与える。例えば赤潮やサンゴの白化が起こると水中の酸素濃度が薄くなり魚が酸欠になってしまう。

対策

現在注目されている解決案はEM方法と呼ばれるものである。一般的に水質の浄化は、閉鎖系、解放系を問わず、在来の微生物を活性化させることで水中の汚染物質を分解し、浄化を促進させます。最も広く活用されている浄化法である活性汚泥法は、空気を強制的に送り込むことで微生物を活性化させ、汚染物質の分解を促進する技術であり、生物膜法では、微生物のすみやすい担体を設置することで、微生物を活性化させ、汚染物質の分解を促進させます。近年では、上記の手法に加え、より在来の微生物の活性化を促進することを目的に、特定の栄養源を河川や海に投入する手法も開発されています。 このように、水質の浄化は、在来微生物を活性化することが重要なポイントであり、それぞれの浄化法の違いは、微生物活性化の手法の違いといえる。EM技術を用いた水質浄化法はEM活性液、EM団子を汚染された河川や海などに投入することにより、在来微生物の活性化を行う浄化法です。EM活性液やEM団子中に含まれる有機物は発酵されていることで、自然界の微生物や原生動物等のエサとして活用されやすく、更に様々な代謝物質や生理活性物質が含まれており、より多様な微生物や水生生物が活性化させる事ができる。また、EM団子の投入は、生物親和性の高い有機物の担体をヘドロや、水中に設置することにより、生物膜法と同様の機能を有し、在来微生物の活性化を促して水質の浄化を促進します。 EM技術による水質浄化は、在来微生物の活性化をより安価に効率的に行い、生態系を豊かにし、自浄作用を促進させることで他にも臭い緩和などEM方法により水質汚染を改善する事ができる。

参考文献

http://www.gwarming.com/link/water.html 未来を作るテクノロジーより https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B4%E8%B3%AA%E6%B1%9A%E6%9F%93 Wikipedia水質汚染より エコテクノロジーによる河川・湖沼の水質浄化―持続的な水環境の保全と再生 著島谷 幸宏


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